平成18年04月23日(日曜)その2

これは今回の地震で道路が崩落して使えなくなったため
その道路を復旧させるよりトンネルを掘った方が安上がりということで急きょ掘り進められ
先日ようやく開通したというトンネルだ
開通したといっても、それは空気が通ったと言う意味で
車はまだ通れる状況ではない

この民家は明治元年の建築だという
この建築物を何とか保存しようという活動があるそうだ

建築科の先生ばかりのツアーだから
脇で、この造りはどうのこうのという説明がすぐに入る
で、何なの?というと
いや、そう言う造り方だというだけだと言う

全村避難で放置された車の屋根が雪でつぶれてしまっている

この車も全村避難で地震と雪でつぶされた車なのだろうか
車はどこにも持ち出す道がなかった

まだまだ山古志は雪が多い

近くにいた工事関係者に話を聞いた
どこから来たのかと聞くと、神奈川県だという
いつまでいるのかと聞くと、工期が6月だからそのころだろうという
どこに止まっているのかと聞くと、魚沼市の小出だという
休みに遊びに出ないのかと聞くと、ほぼ毎日仕事で遊びに出ないという
そして彼は言う、先週までは雪が多くて仕事にならなかったと
ようやく最近雪が少なくなって仕事が動き出したという

この地区に入ってくるには国の許可がないと入れないようだ

ここが芋川の自然ダムとなった場所だ

この向こうの山が半分崩れてしまい
その土砂が手前の川をふさぎ、ダムを造ってしまった

ほんとダム工事現場だ

現在、放水路を造ってドンドンと水を放水している

昨年この現場を見に来たときは
あの山の頂上付近からこの橋を見下ろして視察していた
平成17年5月9日山の上から撮影

平成17年2月19日ヘリより撮影

あのヘリから見た橋の場所がここ、一年以上たって初めてやってきた

ほんとうにダム現場のようだ

安全対策用の掲示がいろいろ目に付いた

「しんうかじばし」と表示されている

帰り、例の新しいトンネルを右手に見て細い道を戻る

段々畑が筋状の雪景色をつくっている

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