平成17年2月19日(土曜日)2

今日、雪しか祭りの会場に来た目的は
ヘリコプターで山古志村を見ることができるからぜひ搭乗して欲しいということでやってきた

ヘリといっても思ったより小型だ

目の前をヘリが離着陸

ヘリの前に2人、後ろに4人で合計6人、内パイロットが1人はいるから
結局乗客は後ろ4人、前1人で5人乗りということになる

私は後ろの右端に乗った、パイロットの真後ろだ

乗り込んでシートベルトを付けたらあっという間に離陸した

目の前に日赤が通り過ぎてゆく

大手大橋を通過

長生橋も通過

このヘリは悠久山を通りますかと聞いたら、はい良いですよということで進路ろ左に切って旋回
眼下に市役所が見える

左の直線は新幹線、真っ直ぐ進んでトンネルに入ってゆくが
その直前の場所が例の新幹線が脱線した場所

右の森が悠久山の森、中央の住宅地の真ん中に白い場所があるところが
悠久町の農事試験場の畑、手前の住宅が長倉

写真の右手が野球場、右上が青柴神社

右上隅が青柴神社裏門、中央真横道路がバス通り、右が野球場

我が家のとなりに灰色の見たこと無い建物が目に入った
お隣さんが建設中のいえが建っているようだ

これは栖吉小学校

悠久山の池、例の道路が大きく崩れた場所だ
道路は片側だけ通行できるようだ、片方は雪が積もっていない

目を上げると蒼梓の森の向こうに野球場、その左には仮設住宅の屋根が並んで見える

ヘリの前方を見ると市営スキー場が見える

これは市営スキー場入り口の道路
今期は地震で営業していないため中央の交差点から左にはいってゆくスキー場の駐車場は
除雪されていないから道が空いていない

市営スキー場の一番頂上が左に見える
ここで今どのくらいの高さですかと聞いたら前の助手席に座っていた
カツミ商会の専務がメーターをちらっと見て「500メートル」と即座に答えが返ってきたが
パイロットが地上からの高さで200メートルくらいですと教えてくれた

助手席の高野君が言う
イヤー、この市営スキー場の駐車場と山古志をこの山の合間を通って何回も牛を運んだんですよと

この山の先は蓬平ですよといわれて飛んでゆく右の山を見たら
あちこちで土砂崩れが目に入る

地震で山が崩れて木が無くなっているから雪が溶け始めると土砂崩れとなる
そこで下の土が見えて余計土砂崩れが目に付く

脇の山を見ると山の斜面全体が崩れている

蓬平の奥、一応道路は除雪されているようだ

大きな旅館が目に入ってきた、近所のお家は屋根全体をブルーシートで包んでいる
そんな家が目に入る

土の見えるところは土砂崩れしていると思えばいい

この旅館の左上の斜面も土砂崩れしているのだろう
たぶん春先までにはこの斜面の雪が土砂と一緒に崩れ落ちてくるような木がする

蓬平をすぎていよいよ山古志に入る、あちこちで土砂崩れが見える

中央向こうに見える建物が山古志村役場だ
確か役場の左、写真でいえば一番左中央の当たりが大きく山崩れして道路をふさいでいたように聞いている
その後、自衛隊により完全に道路は確保されたと聞いている

眼下に大きな建物が見える、学校のようだ
屋根の雪下ろしをやった跡が見える、 右の方からということは長岡蓬平方面からは道路除雪がされているようだ
ちょうど道路がカーブして左に向かう道が見えないのかもしれない
役場を右手に見て進む

左手に牛舎の屋根が見える
助手席の高野君がここを往復したと話す
この下が土砂崩れで川がふさがれ池がいっぱいできた芋川だ

ヘリは谷に降りてゆく
あちこちで工事中なのだろう、土の色が見える
除雪しているから道がきれいに開けられている
雪の高さもそこそこありそうだ

ここで旋回しながら前方に川が見える、本当は狭い川なのに
川幅が広く幾筋にも川が自由に蛇行して流れている

池になっているから、というより道路が池になって埋まっているのだろうか
雪に埋もれていてよくわからない部分もある

旋回しているときのまさに眼下に見えた風景だが
なにかホースのようなものが見える

橋の上から川の中にホースのようなものが何本もおろされている

これは左旋回中の前方を写したもの、家が雪で埋まったままになっている
道路は機械除雪されていないのだろうか橋の上は雪で真っ白だ

あちこちで土砂崩れしているためか黒く筋が見える

谷から上に上がってきた、例の牛舎があるところ
その近くに私の知り合いである診断士が宿泊施設というかソバ屋というか
とにかくここに腰を下ろして住み着いていた建物がある
震災の時から彼のことが気になっていたのだが無事だったと聞いて安心していた
今は新潟のお宅にお帰りになっているが、山古志の建物がどうなっているか心配していた
私の目にそれらしい建物が見えた、
中央の建物がそれだ、この建物の下は斜面になっているが
見るとそこは大きな土砂崩れが見えるが
建物の近辺は何とか無事のようだ

右手の山の斜面は大きく斜面が崩れたようだ
斜面の途中は木が一本も見えない
たぶんこの下がトンネルになっているはずだから
この斜面が大きく崩れた場所ではないかと推測する

ここは、山古志のトンネルから蓬平方面に向かう道だと思う
道路は除雪されている

眼下に木造民家が見える
屋根はきれいに雪下ろしがなされているが1階は雪の中に埋もれているようだ
道路は雪上車だろうかきれいに道が付けられている

結構除雪がされているが、人が住んでいないということは
やはり寒々した廃墟なのだろう
先日山古志の養魚組合長さんだっただろうか、雪下ろし隊で雪下ろしに山古志に入ってみると
とにかく人が住んでいないということは血の通っていない人間のようだと言っていたが
わたしもそんな気がしてみていた
とにかく人ッ気がない

一気に蓬平の町が右手に見えてきた
手前の道路に赤い鳥居が見える

旅館が見える

今度は蓬平から川沿いに長岡に向かう
途中道路が土砂崩れて大きく遮断されているためなのだろう
迂回道路が造られていた

目を前方に向けるとながおかのまちが見渡せるように開けてきた

遙か向こうには弥彦もきれいに見える

東山沿いに飛んでゆく

たぶんゴルフ場の建物だと思う、ここまで道路が空いている
ゴルフ場は雪で覆われていてどうなっているかわからない

柿の高山団地が見えてきた、左下隅が土砂崩れの現場


例の自宅の下までえぐられるように土砂崩れした現場は雪で覆われて真っ白になっている

団地の全景だ、中央下にある大きな建物は
団地の下にある温泉を利用した高齢者介護施設

ヘリの計器を色々説明されてもよくわからないが
あまり飛行中に急上昇や急降下されるとやはり気持ち悪くなるので
「おいおい、あまり遊ぶなよ」と

しかし上空から見る景色はやはりすがすがしい気分にさせてくれる
市役所が見えてきた

中央の黒い建物は柿川沿いの大きなパチンコ店、右上の黒い建物は長岡駅

長岡駅が見える

右下に柳原の旧市役所の建物が見える

右下の道路を右上に進めば長岡駅
右下の交差点は駅からウオロク、大手大橋へのへの道で柿川との交差点だ
左中央から上に向かう川が柿川、左から右上に向かう道が渡里町を通る道路だ

長岡駅に向かう道、大手通

駅前のイトーヨーカドー

これは長岡大橋を大手大橋上空から見る

なにかパノラマ映画を見ているような雰囲気だ、素敵だ

長岡大橋上空から右手に守門岳、前方に見附方面

長岡大橋上空から昭和通り、右の白い場所は東中学校のグランドだと思う

守門岳が東山の向こうに大きく見える、その先は会津だ

弥彦山もきれいに見える

造形大学校舎が左下、中央がリリックホール、左上が日赤病院
中央の白い空き地中央にポツンと見えるものが「さいの神」の塔

長岡大橋の向こうにながおかのまちが見える

信濃川沿いに見える大きな工場から湯気が上がっている

造形大学上空から小千谷、越路方面を見る
例の越後富士が目に入る

雪しか祭りの会場が見える

リリックホール、左奥がハイブ長岡

県立美術館の屋上庭園

あっという間に到着だ

あまり風を感じない

次の人と入れ替えとなる

会社に帰って来る途中、上空には先ほど搭乗したヘリが小さく見えた

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