平成17年7月4日(月曜日)

平成16年11月22日原稿を一部手直しして掲載

桃源郷

今思うと、地震の翌日はあちこちで停電していて信号は点いていなかった

しかし、交通事故は目にしなかった

道路はあちこち陥没し、マンホールは飛び出していてスピードなど出せる状況でなかった

道路の状況や周りなど見ながら、自分の目で確認しながら一歩ずつ歩くような感じで車を運転していた

たぶん時速2〜30キロだったと思う

交差点に来ればお互い注意しながら譲り合いの精神で進んでいた

交通量の多いバイパスで信号が点いていなくても混乱無く道路を譲り合っていた

全てがゆったりとした自然のリズムに合った動きをしていた

だから素直に驚き、素直に考え、素直に感じていた

ところが、道路が段々直り、県外車が入り込んできたときから何かが変わってしまった

金属で切り裂くような異文化が、まるで

土の文化に鉄の文化が侵略して支配してしまったような、そんな感じを持ったのを記憶している

俺は忙しいのだ、時間までにこの物資を届けるのだ、どけどけ、何トロトロ走ってるんだ

というような雰囲気で鋭角に走ってくる

まるで刃物が走ってくるような恐怖を瞬間感じて、次の瞬間

飛び込んできた鉄の文化に負けまいと思い、自分もまた早いリズムに乗るように切り替えたその瞬間

今までの夢のような、桃源郷のようなゆっくりと流れている世界が

幻のごとく消えてしまった

そんな不思議な経験を思い出す


平成16年11月11日(木曜日)掲載原稿を一部手直しして掲載

「新幹線、止まって初めてわかるありがたさ」

我々は今まで田中角栄という人物が残してくれた遺産を

ただただ食いつぶして生きていたのだろうか

そんなことを地震で初めて気づかせてもらった

いやまだ気づいていないのかもしれない

 


今朝の長生橋
雨が続く

今日、「長岡の大花火」という本が届いた
お客様に差し上げようと思い、何冊か購入した本だ
なかなかきれいな写真で
花火見物にこられたお客様にはちょうどよいおみやげになるかなと思う
長岡のこんなおみやげや、記念の雑誌などがもっといろいろ増えてくれば
お客様にも喜んでいただけるのにと思った

 

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