平成17年7月5日(火曜日)
今日は長岡商工会議所の会員大会だという
会員大会は会社で言えば株主総会のようなもの
会場の壁面に大きく特別決議やら大会決議などが張り出されている
今回は、この会員大会で中越大震災「午後5:56・私の体験と復興への想い・・・」と題して
8人の発表者からの体験報告がなされた
一人目は新潟アドセンターの田中社長
この方は、ちょうど、例の転覆した新幹線に乗っておられたのでそのときの報告だ
この新幹線には155人の乗客が乗っていたそうだ、歩いて長岡駅に着いたのは4時間半後の午前0時過ぎだったという
情報が少なすぎたことを述べておられた
二人目は長岡市の長谷川観光課長さんだ、この方は長岡駅でその新幹線転覆組の受け入れ対応されておられた方だ
やはり情報不足と長岡以外の人に南中に避難してと伝えても南中がわからないというような情報の伝達に苦労したという
三人目はちょうど地震の時に韓国にいた直前青年部長、オオイの大井社長
海外から情報を確保することに苦労したという体験話
四人目は連合中越の金子事務局長
ボランティアの受け入れに苦労されたこと、山古志の職員に代わってボランティアが対応するために
1週間対応の出来るボランティアだけ受けいれたこと
そして、地震当時逃げるときは車のキーを付けて逃げてくださいといわれるが、現実は皆車のキーをロックして逃げていた
五人目は、小千谷JC直前理事長の宮崎さん
彼はボランティアを現地の実情に応じた臨機応変の対応で高い評価を受け、さらには頑張ってますシールを作ったり
いろいろな実体にあった行動をとったことで注目を浴びたが、そのときの様子や自分の考えたことを話してくれた
六人目は、蓬平温泉和泉屋の金内女将
たまたま直近に防災訓練をしていたので素速い対応が出来たこと、人と人との絆、人の大切さを訴えた
七人目は地元のFMながおかの脇屋局長
自分たちは地元の放送局だからまずは一番情報を持っていない地元の被災者に情報を提供しようとしたこと
要するに弱者や外国人向けの生活情報を一生懸命伝えようとしたし伝えた
ここまで来たときに、司会者が言う
最後に、残り時間あと1分でここまでの総括をまとめてもらいますと言って振ってきた
そう、八番目の最後は私なのだ
しょうがないので、まず、このような体験を何回も何回も語るべきだし、伝えるべきだと
そして、この震災を契機として、今日の大会特別決議にあるように
安全・安心な防災先進都市「長岡」の実現を目指すべきだ
しかし、それは「防災」というキーワードを使っているが
結局のところ、「防災先進都市」は「生活先進都市」を作ることだとまとめた
第二部は森市長による記念の講演だ
けっこういろいろな話がでてきた
まず、佐渡のトキを山古志にも分散飼育する話し
これはそもそも国が鳥インフルエンザをおそれて分散飼育を打ち出したので
それに山古志も立候補しようという話で、市長が言い出しっぺではないこと
次に広域合併したことでおもしろい可能性が増えてきた
例えば、天然ガスが越路で採取されて東京などに送られている
これを使うと燃料電池により電気を起こすことが出来
さらには家庭用に長岡ではこの天然ガスを使っているから
このガス管をつなぐだけで燃料電池用の燃料としての水素を
各家庭のガス管から供給でき、クリーンな電気を家庭で
使うことが出来るという話し
これはけっこうおもしろいことになるなということで興味のある話だった
そして、質問の時間になったとき開場からおもしろいことが聞こえた
それは、なんでもロボカップのジュニアの世界大会が今年大阪で開かれるそうだ
そのときに日本代表として、なんでも長岡の小学校が出場するという
これについて市としてはどのような対応が云々というような質問だった
大会が終わって玄関で迎えの車を待つことにした
向かいにあるビルのツタが絡まっている風情を見ながらあちこち見渡していた
そしたら、変なものを見つけた
それは入り口の屋根とでも言うのであろうか、そこに何か青いものが乗っているのである
何だろうとよく見たら、大きなポリバケツのようである
なぜ、このようなものが乗っているのかはわからないが、変なものを見つけてしまったわけである