落とした財布
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先日の日曜日、長女の通っている高校の文化祭に行って来た 私の長女が太鼓をたたくということでビデオに収録するために出かけてきた 同じ日に、長男の中学校は運動会 こっちは妻が朝からスタンバイ 10時から長女の太鼓がスタートと聞いていたので 間に合うように高校にたどりついたが、行ってみたら なんと長女の出番は1時からとのこと、仕方がないから 長男の中学校に回って運動会のビデオ撮り 私は2時から演劇の練習、妻は12時の電車で新潟まで なんかバタバタして、妻を駅まで送って、また高校に12時過ぎに到着 昼食をとろうと思い、どうしようかと迷ったが、高校の学生食堂に入った カレーライスを注文してあたふたと食べ終えて、長女の太鼓を収録準備 何とか1時からの太鼓を収録して、2時の演劇練習へ 途中でお店によって必要な買い物と思って財布を捜したら・・・ナイ、無い 財布がない、あれー、どうしたろう、あれれ たしか学食で食券を買ったときまではあったなー そうするとあの学食に忘れてきたのかなー いや、カバンのどこかに入れたのかなー いろいろさがしてみたが、やはり無い、結局学食に忘れてきた確率が高い もう、練習場に入らねばならない時間が迫っている、しょうがないか・・・ 翌朝長女に、「高校の学食に財布を忘れてきたようだ、ついでのときに 忘れ物がなかったか聞いてみてくれ、たぶんダメだろうけどねー」と話してみた あきらめていた。○万円ほど入っていた。あーあ、と ところが出てきた、学食のおばさんが私のことを覚えていてくれて、預かっていてくれた あきらめていたお金が戻ってきた、「うれしい、もうけたような気分」感謝 学食のおばさんにお礼をして、私はハッピー、何となくうきうき 人間は自分で勝手に思いこんで落ち込み、人をうたがったり、決めつけたり そうかと思うと、少しのことで、自分でうきうき、自分でハッピー 自分の不注意で問題を起こし、結局他人を疑うような自分をみたとき これが人間なんだなー、人間の浅はかさなんだなー、などと考えてしまった 平成11年9月11日柏報メーリングリスト掲載 |