平成17年5月4日(水曜日・祭日)その2

「まちなか考房」に寄ってみた
何となく、長岡の観光巡りでもしてみようかと思った
よそからおいでになられた人から話を聞くと
長岡は見るものがない、米百俵といっても観光では見るものがないと
そこで、私も1時間ほど時間が取れそうだから
長岡観光をしてみようと思った

「まちなか考房」で長岡を1時間で見て回るとしたらどこが良いかと相談したら
いろいろパンフレットを用意してくれた

「まちなか周遊ルート」
長岡城跡(厚生会館脇)
長岡戦災資料館(まちなか考房)
まちなか花火ミュージアム(市民センター)
米百俵の碑(大和デパート前)
山本記念公園
山本五十六記念館
河井継之助邸跡
如是蔵博物館
坂之上小学校伝統館

これがまちなかをゆっくり歩いて80分コースだという
このなかで入ったことのない場所が二つ
山本五十六記念館と坂之上小学校の伝統館だ

よし、これを回ってみようと思った

もう一つ気になるパンフレットをもらった
それは「まちなかプチ芸術めぐり」と題するものだ
まちなかのモニュメントを紹介しているパンフだ

ま、きょうはおすすめの「まちなか周遊ルート」を歩いてみようと考えた
そこで、ふと思い出した
昔、酒田に行ったとき観光客用に貸し出し自転車がいっぱいあったことを

貸し出し自転車はあるかと聞いたら市民センターにあるというので早速行ってみた

市民センターは道路を挟んで向かいにある
受付に聞いてみたら「ある」ということで
早速貸し出してもらうことにした
聞くところによると、何でも全部で3,4台しか用意していないという

もっと積極的に台数を用意して観光客に
そう、ホテルの宿泊客とかにも貸し出しよう自転車をPRしているのだろうかとか
ま、余計なことを考えてしまいましたね、ハイ

観光客になるためには
何となく長岡市の観光マップとかパンフレットとか持っていないと・・・というより
そんなパンフレットをもっていると、観光客です、何もわかりません、と言う具合に質問できそうな気がしたので
パンフレットをもらって、いざ長岡観光へ出発

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まず第一番目は国漢学校跡地の碑
これは実に・・・これだけ・・・だから、何がどうなのか、と言う話については
ま、碑文を読んで、なるほどと130年ほど前の歴史に浸ることが重要なわけでして
だから、130年前に浸るためには、もうすこし近辺に何か130年前の出来事なども
近所にあるとよろしいのですが、何かないのでしょうか
長岡はすばらしい歴史という財産を持っているのだから
この財産をしっかり認識するところからはじめると言う意味で
米百俵だけではなく、長岡のあらゆる歴史を、この周遊ルートに散りばめることがよろしいのではないかと思うのですよ

例えば、この大和デパート前の国漢学校跡地だけではなく
隣の北越銀行本店の場所は北越製紙本店だったとか
長岡城のお堀はこの辺りにあったとか
長岡という地名はなぜ長岡なのかとか
38年の豪雪の時は大手通を横断するのに雪のトンネルを掘ったとか
消雪パイプの敷設第1号はもう少し先の通りだとか
「五・十の市」の由来とか
長岡甚句の説明とか
長岡祭りの話とか

ま、長岡にはじめてきた人にとにかく興味を持ってもらうように
色々な情報を、興味の持てる情報を総合的に提供してゆくことが大切ではないかと考えるのですよ、ハイ

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順番としては次は山本公園なんですが
何となく公園巡りがしたくなって「明治公園」に寄ってみました
明治公園は昭和14年にできた公園と長岡市の資料には記載されている
そう、長岡の悠久山公園、これは大正6年となっているから一番古いようだ
悠久山公園は「令終会」が作った公園で、その悠久山公園を作った同じ時
野本恭八郎の寄附により互尊文庫が竣工と長岡市略年表に記されている

そして、色々調べていたら、互尊文庫は昭和20年の戦災で焼失して、その後
現在位置に建てたとなっている

そうなんですよね、明治公園といえば互尊文庫、互尊文庫といえば明治公園なのですよね
昔は図書館といえばこの互尊文庫のことで
夏休みは高校生など皆朝早くここに来て場所取りして勉強したものでした、ハイ
なぜならここはクーラーが効いていて涼しかったと記憶しております

しかし、午前中は真面目に勉強していますが、昼食を食べに出かけると、パンなど買いに出かけると
もうダメですね、前の明治公園でおしゃべりしていたり昼寝したり

そうそう、私はけっこう社会人になってもここで受験勉強を一生懸命やっていた記憶があります
中小企業診断士の試験なんかは試験直前には毎日ここで勉強していたような気がします

この方が野本さんという互尊文庫の創設者
いま、新潟日報で稲川先生がこの野本氏の話を連載していますが、結構おもしろく興味深く読まさせてもらっています


ここ、互尊文庫は現在中央図書館ができたので、どちらかというと郷土史関係が中心となっているように聞いている

ま、明治公園と互尊文庫は現在では一体ですね

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明治公園と道路を隔てて
そう、こんなところに長岡中央魚市場がある
これはおもしろいのではないかと考える
どういうことかというと、市場関連の演出ができないか
リンクができないか
観光客相手の演出ができないか
明治公園と「五・十の市」と山本公園、山本記念館などとリンクできないか
やりようがあるのではないか
ま、そんなことを考える
長岡の観光と言うことを考えたとき
日本海の新鮮な魚がこの市場に集まってくると観光客は想像する
だから、その気持ちを汲んであげて、他の観光ルートとリンクできないか
そんなことを考えた

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山本公園、久しぶりに寄ってみた
山本五十六の生家がある、中に入ってみた
山本五十六による「常在戦場」の書
この字はよく見た気がする
「常に戦場にあり」という言葉だ
常に戦場、戦場ですよ、それも常にですよ、すごいことですよ
これが長岡藩主牧野家の家訓だそうで
これはすごい意味ですよ、ホント
できそうで、できないことですよ、ホント

生家の入り口に飾られた写真

公園の中に、そう、この山本公園は昭和33年に設置されたとなっている
ここに山本五十六の胸像が飾られている

木造の小さな家だ、これが生家だという

ここが山本記念公園で
最近できた山本五十六記念館は通りをもう一本違う場所にある

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私はここにはまだ入ったことがない
今日初めて入ってみる
入館料500円を支払って入ってみる
入館者が思ったよりいる
誰もいないのではないかと思っていたが
10人までは行かないが、じっくり展示物を見ている入館者がいる

中央に山本五十六が撃墜された飛行機の翼が展示され
回りに色々な手紙やら写真やら遺品やらが展示されている
なるほど

私のところのお客様で山本長官と一緒に戦地に赴き
長官と一緒に将棋を指したりと、同郷ということで声を掛けてもらった
という社長さんがいた
その社長さんからいろいろ山本長官のざっくばらんな性格など話を聞かせてもらった
残念ながら、今年に入ってその社長さんは亡くなられてしまったので
もう話を聞くことはできなくなった

写真の位置を地図上に番号で記しておいた

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