平成20年11月02日(日曜)

海中散歩

朝起きて窓のカーテンを開けると南国の朝が目の前に広がる

今日はグレートバリアリーフに行くという

タオルなどをホテルで貸せてくれるということで3ドルほど払ってバスタオルを貸し出ししてもらった

昨夜、急遽海の道具一式を買い出ししてきた

何も持ってきていないので海水パンツとTシャツ、そして船の上は風が強いからとパーカーをセットで購入した

港は観光客で混雑していたが、船に乗って一番上のデッキで周りを見渡していた

珊瑚礁でできた島に到着

近くのには水上飛行機もとまっている

早速、空中散歩に出かけることになった

そう、モーターボートに乗って、パラシュートに取り付けられたワゴンを引っ張ってもらうのだ

一気に舞い上がる

パラシュートにぶら下がっているだけのかごだからフラフラする

結構この揺れが怖いのだ

しかし、上空にあがれば気分爽快

見晴らしは絶景なのだ

ブルースカイ、ブルーシーそしてグリーンアイランド

さて、島の浜辺は海水浴客が大勢

見ていると、なかなか腰のくびれた男の子だなと、海水パンツだけの背中を見ていたら

なんと振り向いた姿を見ると若い女性ではないか

要するにトップレスなのだ、そのまま泳いでいれば女性か男性かわからないのだ

ビーチバレーやらパラソルやら

そして白い浜辺、強い日差し、まさに南国なのだ

港に大きなクルーザーが到着

その向こうには先ほど体験した空中散歩のモーターボートが走り回っている

今度は、この大きなクルーザーでさらに沖合のグレートバリアリーフに造られた浮き桟橋に向かって出発

現在の島は、YOU ARE HERE と書かれた場所にいるが

ここから高速艇で1時間ほど沖合の珊瑚礁の上に造られた浮き桟橋まで向かう

見ているとかなり早い、25ノットとかと聞くが時速何キロかわからない

船の両側からものすごい勢いで水を噴き出している

海水の色がきれいなエメラルドグリーンに輝いている

早速ウエットスーツに着替えていざ出陣じゃ

実はこのウエットスーツを着るのが大変

なにせお腹が邪魔をしてなかなかジッパーが上がらないのだ

しかし、上がってしまえばこっちのもの、ハイ

まさにピタッとフィットしてよろしいのだ、ハイ

浮き桟橋には大勢のお客様がいる

ウエットスーツやら水中めがね、シュノーケル、足ひれ、さらには酸素ボンベなども自由に貸し出し

食事はバイキングで自由にできる

何でも用意された海のパラダイスなのだ

私は海中散歩に挑戦

結構高齢者も水中散歩に挑戦している

ウェットスーツは少々きつかったけど

水の中に入っても水に直接肌が触れないから

水温が急に変わっても大丈夫

けっこう海の中は水温に変化があって

冷たいところと温かいところがある

私の乗った水中スクーターは実に快適

両足をペダルのようなところに乗せて

両腕でハンドルを持って

手元にあるボタンを押せばシュルシュルと前に進む

ハンドルを右に左に回せば左右に動く

そう、スクーターなのだ

そして、顔はブクブクと下から酸素が送られて

メガネをして海中散歩ができる

ホンと、この亀が私の目の前を悠然と泳いでいる

さらに、さらに

驚いた

ナポレオンフッシュが目の前を泳いでゆく

そして、なんと私はこのナポレオンフィッシュに触ってしまったのだ、ハイーーィ

また、小さいサメがいたり

いやはやすばらしい体験をした

時間にして20分くらいの水中スクーターでの体験なのだが大喜び

いったん桟橋に上がって休憩をしようかと思ったが

私はなんと無謀にも、先ほどの水中スクーターに味を占めて

使ったことのないシュノーケルと足ひれを借りて

珊瑚礁の海に飛び込んでしまったのだ

シュノーケルを付けておそるおそる呼吸をすると何とか海水が入ってこないので

いや、そんなことより水中メガネを通してみる珊瑚礁の海のすばらしさに感激して

悠々と泳いでいた

私の眼下には酸素マスクを付けたダイバーが4人ほど手をつないでインストラクタに連れられながら泳いでゆく

すると、その集団が通り過ぎると

彼らの酸素が下の方からだんだん大きくなって

そう、私の目の前に大きな泡の集団になってブクブクと上がってくる

結構そんな体験がうれしくなってわざと泡の中を泳いでゆく

今度は水中見学のできるグラスボートに乗って珊瑚礁の海を見学する

ホンと、目の前を魚の集団が悠々と泳いでゆく

無数の珊瑚の森だ

ワォ、またまた魚の大群に巻き込まれてしまった

あっという間に時間が過ぎてゆく

浮き桟橋の脇には浮きヘリポートがある

へりはエンジンを止めずにバタバタとけたたましい音を立てながら

人を運んでいた

そう、途中船の中では船酔いした人たちが真っ青な顔をしながらうずくまっていた

そんな人たちのためにもヘリが希望者を送り迎えしてくれるのかもしれない

しかしこの高速艇のエンジンはジェットエンジンではないかと想像する

けたたましい勢いで海水をドドドドドという感じではき出して進んでゆく

珊瑚礁から離れれば、海の色は藍色になる

途中、淡いグリーンの色が見えると珊瑚礁になる

そう、船の上は結構風が強く、水しぶきもかかるのだ

あっという間の一日だった

本当に初めての体験ばかりだった

海中散歩、これはおすすめだ

まさに水族館の水槽の中を散歩しているようなものだ

そして、何より日本人のインストラクターがキチンとフォローしてくれたので安心して海中散歩を楽しめた

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