平成20年03月18日(火曜)

「冬の旅夏服姿で空港へ」

タイは気温38度だという

いくら雪が消えてきたといえ、まだ雪国だ

そんな雪国から熱帯の国へ行くためには荷物の関係で夏服で出かけてゆく

しかし寒い、やはり夏用のジャケットでは薄くて寒い

それでネクタイをしていないともっと寒い

そう、そもそもネクタイとはマフラーだったのかと思いながら寒さをやせ我慢してしのいでいる

 

「innとはネ訳してみれば安宿だ」

アメリカに行くとホリディインのロゴが印象的な看板が記憶に残る

そう、なんとなくホリディインに一度泊まってみたいなと思っていた

今回、成田からのフライトが早い時間なもので成田に前泊することにした

さてどこに泊まろうかとインターネットで調べていたら

空港の近くにホリディインがあるので早速予約しておいた

ホテルに着いてみると部屋は広くてベッドも大きく

印象としては悪くないなと思って好印象だった

ところが隣の部屋から隣の宿泊客なのだろう

女性のペチャクチャと話す声が聞こえる

いや、聞こえると言うよりも筒抜けという印象だ

壁が薄いのだ

これで印象が一気にダウン

よく考えてみれば

innとは安宿のことだったと気がついた

 

「パープルとブーケが招くタイの国」

タイ航空の飛行機に乗る

6時間半ほどのフライトだ

各自の目の前に液晶画面が用意されているから自分で好きな映画や情報を見ることができる

ただ、この画面の操作が反応悪い

たしかに数百人の乗客が一斉に画面操作をするためレスポンスが悪くなるのだろう

この画面からの情報に寄れば

飛行機の上空でのスピードは時速822Km、飛行時間は6時間半だという

成田とバンコックの距離は、時速×飛行時間=約5,000Kmと言うことになろう

我々の乗ったタイ航空はあらゆる処で紫色が使われている

最初に席に着くとスチュワーデスが紫色の小袋を配ってくれる

紫色は上品な色だと思った

そんな上品な色の小袋をうけとって

ウキウキしながら何が入っているのかと思って開けてみたら

各自に配られるイヤホーンの入った小物入れだった

もちろん枕も毛布も紫色なのだ

そして、機内で各自に生花のブーケを配ってくれた

なかなかおしゃれなのだ

花には安全ピンが付いていて針金で花を固定化させている

スチュワーデスが花を上着のえりに付けると良いと教えてくれた

しかし、タイ航空は

こんな気配り  お洒落でよい

「便宜さは金で買うと言う国だ」

現地ガイドが空港で待っていてくれた

というより、税関を通る前にガイドがやってきた

考えてみればおかしいのだ、出国の税関の前に現地ガイドがいることがおかしいのだが

あとで聞いてみたら空港になにがしかのお金を支払うと入れてくれるという

ま、ケースバイケースだというのだが、どうもこの国はお金を有効に使うといろいろ便宜が図られるようだ

 

しかし、私にとっては助かったのだ

何かというと私のトランクが壊れて出てきたのだ

それで飛行機会社にクレームを出すことで修理してもらえたのだが、その交渉をすべてやってくれた

 

さらに、われわれの乗ったバスはパトカーの先導でバンコックの街に向かうのだ

そう、ポリスとも十分なコネクションを活かして便宜を図ってもらうという

ま、そういう国のようだ

 

ガイドにいろいろ質問する

事務員の給与は月額3万円だという

空港に着くとあちこちにメガネを掛けた学者風の男性の写真が目に付く

よく見るとKingと書かれている

この国の王様のようだ

なんでも聞くところに寄ると今年の1月1日に王様のお姉様が亡くなられたという

そこでタイは今月いっぱい喪に服しているという

あちこちに白と黒の布が目に付く

 

タイの経済はどうかと質問した

すると、ダメと即答される

中国、ベトナム、シンガポールは良いが、あとはダメという

なお、タイとベトナムはフランスが絡んでいたが

マレーシアとシンガポールは英国がからんでいた

そんなことを話してくれた、そういわれればそうだったと思い出していた

 

さらに、話が続く

なんでも最近開港された国際空港、我々が到着したところだが

ここが開港してから滑走路が一本地盤沈下してしまい使えなくなってしまったという

なんと言うことかと思って聞いていた

さらに、タイは渋滞がひどいのだという

目の前に見えていてもそこから1時間もたどり着かないと言うこともあるという

しかし、よくみていると

我々の車は信号が赤でもパトカーの先導で交差点を渡って行く

そんなことをあちこちでやっていれば渋滞がひどくなるばかりだろう

 

タイ語は全く読めないヒゲ文字のようなもの

聞くところに寄ると

このタイ語はサンスクリットが元になっているという

そういえば中国の寺院などにこのサンスクリット文字が書かれていたことを思い出す

「街角にピカピカ光るお寺様」

とにかくどんな敷地内にも必ず置いてある仏像

ここはいわば銀座四丁目の角と言うような場所だ

さすが人が大勢集まっているが

そこにあるお寺様も人気のスポットらしい

「靴脱いでお祈り捧げ街の中」

靴を脱いでお祈りを捧げるのが礼儀のようだ

道路の脇にあるお寺様にも若い女性が靴を脱いでお祈りを一心不乱に捧げている

「毎日が夜店のようなタイの街」

街中の歩道は夜店のような混雑ぶり

歩道はほとんどお店で埋め尽くされている

こうやってみると

モノは豊富だという印象だ

 

車に乗って走っていると

ここはまだ郊外かと思っていると街中だったりする

スラム街なのかとおもったらマーケット街

マーケット街とおもったら街の真ん中だという

日野から突如、銀座四丁目という感覚だ

 

前へ

次へ

目次へ