ようやくホテルにチェックイン、徹夜明けの頭の中でボケーっとしているが
しかし、ここで寝てしまうとこんどは夜寝られなくなる
我々のスケジュールは夕食までフリーになっているのだが
どうしたものかと思っている
このホテルは、なかなか落ち着いたところで
建物の中庭が池になっていて
それも自然のまま、と言う風な風情なのだ
池の表面には水草が一面覆っているところに
上から水が落ちるようになって、そこだけ水面に輪っかのような穴が空いた風になっていた
ようやく部屋に落ち着いた、荷物を広げてどうしようかと思った
テレビのスイッチを入れると、スポーツチャンネルでこちらの競馬だろうか
馬の上にジョッキーが乗るのではなく、馬の後ろに大八車のようなものをつないで、そこにジョッキーが乗って
競争をやっている
しばらくしてから、さて、夕食までの数時間
どうしようかと思ったが、せっかくNZにきているのだから
近辺を散歩でもしてみようと言うことになった
こちらは夏だと言うことで、私が持ってきたものは半袖シャツがほとんどだった
昼間の土砂降りもすっかり上がって強い夏の日差しが窓越しに見えたので
その半袖シャツに着替えてホテルを出た
しかし、出た瞬間、「寒い」
一歩踏み出して部屋にUターン
長袖シャツを上に羽織って出直しとなった
町の中央にある大きな公園にホテルは隣接していた
と言うことは、この公園の反対側が町の中央部につながっている
地図を見ると
先ほど立ち寄った博物館はこの公園の丁度反対側にあることになっている
しかし、でかい公園なのだ
公園の中はゴルフ場になっていてボールが飛んで来るという
しかし、ま、でかいだけあって自由に出入りして良いようだ
西に傾いた、ん、南半球でも夕日は西に沈むのかどうか、ふと不安になる
間違いない、西に傾いた日差しの中を公園を縦断するように歩いていった
ようやく公園を縦断したら、町のシンボルとなっている川にたどり着いた
川と言ってもそんなに大きな川ではない
柳の木が目立つ
聞くところに寄ると、昔キンチョールのCMを撮るために
日本は冬に夏のCM準備するからと言うことで
カッパが川の中で何か言っているCMを
日本の冬に夏となるNZのこの川でCM撮影をやったという
落ち着いた風情の町だ
川には観光用の船が出ていて、オシャレな船頭が船を操っている
町の中に路面電車が走っていて、観光客の便利な足になっているようだ
町の中心部にある大きな教会が見える
ホント、高い堤防などでなく、まさに水辺という雰囲気をかもし出した落ち着いた風情だ
昼間はこの場所でフリーマーケットが開かれていたが
もう夕方と言うことで何もなくなっていた
そろそろ時間が気になり始めたのでホテルまで戻るため
また、大きな公園を縦断し始めた
しかし、ここは植物が良く育つという
通常より日照時間や紫外線の量が多いことが原因のようだ
公園内にクリケット場があった
ランニングをしている人がいた
西日が樹木に長い尾を付けてくれている
そう、全てがゆったりとした時間の中に包まれている
あくせくする人の姿は目に付かない
それより自分の今を楽しんでいる、そんな風情が目に入る
添乗員が言う
ここ、クライストチャーチは一番生活がしやすい町だと
初日のウエルカムディナーが開かれた
これはどういう意味かわからないが
男性用のトイレに書かれていた
入口を再確認しても同じだ
女性用はレディースと書かれている
辞書を引いてみたら
Lords 【名詞】
1. 上院
2. 上院議員
3. ( 〜の)支配者 < (of 〜) >
4. 貴族
5. 華族
6. 閣下 < my >
7. ( 〜の)領主 < (of 〜) >
8. 首長
9. 支配人
Ladies 【名詞】
1. レディース
2. 婦人用便所
3. 女性
4. 婦人
5. 淑女
6. 女の人
7. 貴婦人
8. お嬢さん
9. レディ
なるほど、ま、閣下というところだろうか
ここには「The Great hall」と書かれている
落ち着いた通路になっている
ところでNZのお金を見たら
端の方にビニールのような透かしというか、透明な場所があり
その中にシダのような葉の模様が見える
おもしろいお札だと思った
しかし、ビニールのようなこれは熱に弱そうだなと思いながら見ていた