ニュージーランドの首都はウエリントン
島は北島と南島に別れて一番大きな町は北島のオーランド
南島ではクリストチャーチが大きな町だ
クリストチャーチは計画的に造られた町で
町の中央に川がS字型に流れている
現地時間 午前8時18分(時差+3時間)
日本時間なら朝の5時なのだ
現地は今日から夏時間を終了したという
飛行機から窓の外を見ると雨に濡れていた
夏だと言うから暑くて晴れ上がっているのだろうと思っていたが
そう言う意味で雨とは思わなかった
3月ということは日本で言えば9月ということになる
聞くところに寄れば、今年のNZ(ニュージーランド)の夏は冷夏だったという
市内観光をする、というよりホテルに入るにはチェックインの時間にまだ早いのだろう
だからチェックイン時間までのつなぎとして午前中は市内観光なのだ
だが寒いのだ
博物館に行く、入館料無料だという
美術館も無料だという
さらに聞くところに寄ると
65歳以上は積立なしで年金を支給するという
町の中心にゴシック様式の大きな教会がある
衛星写真では中央に影の長いとがった建物が見える
お昼、クライストチャーチの大聖堂前広場にて
どうもこの国の人たちのリズムが違うという感じがしてきた
この国の天気予報はなかなか当たらないという
そう、日が差してくると急に温かくなるが
日がかげると寒い、風は冷たい
海鳥が目に付く
海が近くにあることだと思う
昼食を取っていたら雨が降り出した
そのうち雷までもなり出した
いやいやそんなものではない
土砂降りになってきて、挙げ句の果ては
ヒョウとまで行かないがアラレが降り出した
ここでは1日に四季があると言う
いつの間にか日が差してきた
さあ、日差しがまぶしい
いや、まぶしいと言うよりも強い
紫外線が強いのだという
確かに強い
目が疲れる
サングラスをすすめるが
私はメガネをしている
普段メガネを掛けている人向けのサングラスは
メガネの上に取り付けるものが一般的なようだ
しかし、私はどうもそれが好きになれない
メガネの上に掛けるサングラスは
室内に入るとそれをフタをはずすように上に上げる
その姿がどうも好きになれない
やはり大きめのサングラスを裸眼の上に掛けるようにしたいと思っている
今までこのことが実現できなかった
何となく気に入ったサングラスを見つけても
メガネを掛けているから使えない
それなのにどうしてサングラスはメガネを掛けた人向けのものは少なく
ほとんどが普通のサングラスを売っている
しかし考えてみると日本人の多くはメガネを掛けている人が多いはず
なのにどうして普通のサングラスが店頭に並んでいるのだろうかと思う
普通のサングラスを掛ける人は日本人では少ないはず
なぜならば多くの日本人はメガネを掛けているから
だとしたらサングラスを掛ける人は少ないと言うことになる
そう、ま、日本人でサングラスを掛けるということは
どうも危ない人というイメージが強い
絶対数が少ないことは日本では差別の材料なのだ
日本で言う差別は悪い意味で言うことが多い
しかし、昨今はファッションとしてサングラスを上手に使う人が多い
この場合はサングラスを掛けることで
他とは違うという自己アピールにつながる差別を主張する
この差別は良い意味で言う
ま、そんなことより私はサングラスは掛けてみたくても掛けられない
あこがれのもの
自分には実現できないものと思っていた
ところが、ある時この呪縛から逃れることができた
それは私が演劇をすることになったときだ
そう、舞台上ではメガネを掛けてはいけないという
そのためコンタクトレンズを入れることになった
この時である
この時私は今まで実現できなかった呪縛から解き放たれたのだ
コンタクトレンズを入れて最初に購入したモノは
そう、もちろんサングラスなのだ
サングラス売り場で得意満面になってスタイリッシュなサングラスを手に取っていた
まるで、メガネを掛けているひとなんてこの世にいるの
とでも言わんばかりの晴れ晴れした
そして背筋がピンと伸び、いつもより三センチは目線が高いところから
回りを見渡しているような気分だった
確かに紫外線は強いようだ
南極に近いからオゾンホールから紫外線が抜けてくるのだろうか
しかし、紫外線が強いことは木々を大きく育てるようだ
町の中央部に大きな公園がある
大きいと言っても半端ではない
公園の中にパブリックゴルフコースがあり
ラグビー場やテニスコート
ポロの競技場など
ま、とにかくどでかいのだ
そこの公園は昔、何もない荒れ地だったという
そこにイギリスの造園家が木々を植えていったという
その植えた木がすくすくと育ってとても大きな木になっている
ここクライストチャーチは木がとても早く育つという
それは紫外線の強さにあるという
そして、日の長さ、夏は夜9時から10時頃まで明るいという
ここはイギリスの移民が
理想的な都市計画を立てて作った町だという
町の中央をS字型に川、川と言っても私に言わせれば小川のようなものだが
とにかく川が流れている
この川をロンドンのテムズ川に見立てているようだ
そして、なんでもここクライストチャーチは
イギリスよりイギリスらしい町だという
セミが鳴き、紫陽花の花が見られ、バラが咲き、栗が落ちている
何やら何でも集まっているようだ
紫外線がやはり強いが、風が冷たい
季節は日本と逆だと言うことで持ってきた半袖シャツでホテルを出たが
一歩ホテルの外に出たら寒くて、あわてて部屋に戻ってセーターを着込んできた
全てがゆっくりと時間の進む町だ
添乗員から「巨泉のOK」なる免税ショップのチラシをもらった
添乗員はクライストチャーチは生活しやすい町だという
バスで街中を走ってみるとほとんどの家が平屋だ
二階建ての家はあまり見あたらない
二階建てというような家は金持ちの家だという
ましてやビルなど町の真ん中にあるだけだ
全ての家に庭が着いているという
庭のない家を探すのは難しいという
添乗員は言う、シートベルトが座席に着いていたら必ず締めて下さいと
シートベルトをしていないと罰金が科されるのは運転手ではなく
その席にいた人だという