平成19年03月17日(土曜)

今日から雪の長岡を離れて、夏真っ直中のニュージーランドで
国際会議が開かれるのでそれに参加することになった

新幹線のホームで電車の来るのを待っている
何となく旅立ちの時は気持ちがハイになっているのだ、ハイ

1.通過

長岡駅新幹線ホームにて上り新幹線が長岡駅を通過していった様子を見て

これから長岡駅通過新幹線が増えるだろうと思いながら見ていた
結局JRもお客様のニーズに応えるということは乗客数が多い方に影響される
これは当たり前の現象だ
当然、そうなると新潟市の方が長岡市より乗降客がより多くなるわけで
結局、新潟市の方が長岡市より伸びてゆくのかもしれない

そんなときふと思った
長岡市だけの仕事をしているなら長岡でよいのだが
新潟県の仕事となると新潟市の方が有利になるだろう
有利なことは有利だが新潟県の仕事でも長岡がらみなら長岡市にいる人間が有利となる

同じことで、国の仕事をするなら東京にいる方がチャンスが多いのだろう
そして、世界の仕事となるとニューヨーク、ロンドン、パリという方が有利になると感じた

新幹線がゴーという騒音を残して長岡駅を通過してゆく様子を見ながらこんなことを考えていた

窓の外は雪なのだ

2.夏服

これから南半球に出かけるので夏服で新幹線に乗った
しかし、やはり夏服は見た目よりスカスカとして寒いのだ
当たり前といえば当たり前のことだった

雪が降っている

3.新聞記事

新幹線の中で新聞記事を読む
いつものように読んでいても不思議と目に付くところが違うのだ
海外旅行の航空券料金表
ニュージーランドを探す
すると定価で20数万円となっている
ロスやパリへの料金とあまり違わない金額だ
これを見て気付いた
アメリカ西海岸やヨーロッパに行くのとそんなに距離は違わない
というより同じくらいの距離を飛行するのだと言うことに気付かされた

 

4.マスク

東京駅で昼食を取ろうと駅の中を歩いていた
駅の中を歩いている人を見ると
マスクをしてコートを着込んで居る人が多い中で
夏用のパナマ帽子に夏服のジャケットを羽織って歩いている
ま、最近は人がどんな格好をしているかあまり気にしない人が多いから良しとしよう
それにしても夏服のままでは空港に着く前に風邪を引いてしまうところだった
一応出がけに一枚セーターとアスコットタイを締めて出かけてきて正解だった
なにせ新潟は今日は雪だったのだから

5.情報不足

それにしても、一週間近く海外に出かけるのに何も情報を仕入れていないのだから大丈夫なのだろうか
なんとか飛行機の中で勉強しようと思っているがどうなりますことやら、ハイ

6.国際空港へ通じる電車ホーム

東京駅地下ホーム成田エクスプレスをホームにて待つ
ホームには日本に来て帰るのだろうか、旅行客らしい外国人が大勢いる
そんな中に立っていると自分の意識は不思議と
外国人の中にいる日本人として自分の鏡には映って見える

彼らが行ってしまった後
ホームは一掃される

普通電車が入ってくる
一般サラリーマンが電車から降りてきてホームが埋まる
彼らの目線が私に注がれる

どうもサラリーマンの乗降客の中にいるとこっちが浮いてしまう
こっちはこれから海外に行くのだという気持ちがあるのだろう
私はあんたらサラリーマンの方とは違うリズムなんだなどと思ってしまう
そう思うと、向こうは「なんだこいつ」という目で見ているように思えてしまう

おかしなものだ、自分の状況が変わると、自分の意識も変わるものだと思った
心は回りに影響され色を変えるカメレオンなんだと思った

空港駅に着いた

出国のゲートは長蛇の列、いろいろ液体だのとチェックがうるさいのだ

掲示板をみると18:30オーランド、クリストチャーチと書かれている

7.飛行場の時間

現在15時、フライトは18:30
まだ1時間半もある
出国手続きを終えて免税ショップの前を通る
もう、香水の匂いがプンプンとする
デパートの一階と同じ匂いだ

飛行場の時間単位は何をしても1時間が基本単位で分などと言う単位は無いようだ

NZは入国するのに食品関係の検査がうるさいという
さてさて、家内はいつも海外に出かけるときは梅干しを持ってゆく
今回も持参しているはずだから入国検査に引っかからなければいいのだがと心配する

8.両替

空港の地下1階、駅改札口を出てすぐのところで現地通貨に両替した
解説本などを見ると1NZ$=78円などと書かれていた
ま、少しはだまされたと思って旅行社からもらった両替案内の店に寄ってみた
結局1NZ$=90.37円となった
円が強くなっているようだ
これが普通かと思って旅行したが
後から考えてみると、ここのお店の両替が一番有利だった
現地では80円台がほとんどだった
とくに現地の免税ショップは不利だった

別棟の発着場まで自動運転の乗り物で移動だ

飛行機がズラーッと並んでいた

出国待合室にある書店で本を見ている人にパナマをかぶっている人をみつけた

飛行機の中は各自のデスプレイで各々映画などを見ている

9.個人デスプレイ

18:00ようやく飛行機に搭乗する
NZ航空だとおもったらJALの飛行機なのだ
共同運行だという
座席に座ると目の前、前のシート後部にデスプレイがはめ込まれている
そこに現在の飛行機の位置やいろいろな情報が表示される
全行程9,404Km
到着予定時間 現地8:13
外気温 7℃
現在時間 6:35 現地時間 9:35

飛行機が動き出した
空港の衛星写真が映し出されそこに飛行機の位置が示される
対地速度 22q/h
高度 43m
外気温 7℃

とにかく画面にリアルな情報が画像付きで表示される
そんなデスプレイを見ながら空港のどの滑走路を移動しているのか見ながら想像している

ふと目を窓の外に向けた
窓の外にはオレンジの照明灯やらいろいろな番号の電光表示などが見える
そして、えらいでこぼこしているところをこのジャンボがタイヤで移動していることを
座席の揺れで感じている

デスプレイの情報は機首を北に向けたことを表示している

エンジン音が上がってゆくことがわかる
滑走路を一直線に移動し始めた
まだかまだかと身構える
どうした、と思っているとゆっくり機体が浮かび上がった
窓の外には明るくきらめく夜の町が斜めに見える

現在位置が表示される、現在グアム島を過ぎたようだ

現在時間と速度と高度が表示されている

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