今日は確定申告の会場を撤去するという会場に行ったらまだ閉まっていたが
ようやく確定申告が終わった
我々税理士は確定申告というと、もう何もできない
確定申告の時期はとにかく「全て確定申告」という感じで
まず、確定申告という呪縛が全てを否定するという感覚が先に立つ
ある税理士先生は60歳になったときに税理士の廃業を宣言した
その時、その先生に
もしよろしければ確定申告期だけでもうちのお手伝いをお願いできませんかと
お話ししたら
いやいや、その確定申告がいやで税理士業を廃業したのだと答えが返ってきた
そう、それほど確定申告というのが我々税理士に呪縛のようにのしかかってくる
昔ある税理士先生が確定申告が終わった3月16日に
自分の別荘を弥彦に造ったと言うことで
その別荘に羽を伸ばしに行ったという
そうしたらなんとその別荘に泊まった翌日
亡くなられてしまったという例がある
こんな話はいくつか今まで聞いている
これほど税理士は確定申告のプレッシャーは強いモノとなる
そうなると確定申告期に旅行に行くなどと言うことはタブーとなる
タブーとなればなるほど行きたいとあこがれが増してくる
ここから全ての話が始まる
リオのカーニバルをご存じだろうか
南米の情熱にあふれたサンバの強烈なリズムに乗って
実に肉感的な女性が全身からエネルギーを発散しながら踊りまくる
それも三日三晩踊りまくると聞く
こんな情熱的な世界に私も触れてみたいモノだと思うのだが
たしかこのリオのカーニバルは二月に開催されると聞いている
さあ、こうなると例の確定申告の呪縛が待っている
税理士をやっている限り行けないイベントだ
そうおもうと余計行きたくなる
そして、あのグラマラスな情熱的女性たちの中で一緒に踊ってみたい
そんな風に思いが募ってくる
だんだんあこがれがふくらんできて
勝手に妄想が、一気に上昇気流に乗ったように無限大にふくらんでくる
しかし、確定申告の呪縛はより一層締め付けてくるのだ
人はダメだと言われると行きたくなるモノだ
いつでも良いと言われるとエネルギーが失せてしまう
そんな呪縛と妄想が人のエネルギーを爆発させてくれるのかもしれない
岡本太郎が「芸術は爆発だ」と言ったとか
まさにこの呪縛と妄想によるエネルギーの爆発が芸術を生み出すのかもしれない
今日は確定申告の会場を撤去するという
会場に行ったらまだ閉まっていたが
会場の外には確定申告用紙などが置いてあった
さて、撤去作業が始まった
およそ一ヶ月半の長期にわたって多くの方が相談に訪れた会場
その思いがまだ漂っているような会場も
業者の手によってドンドンときれいになってゆく
「強者どもが夢の後」という雰囲気なのだろうか
ちょっと国際会議に参加してくるので木曜まで更新できません
帰ってきたらまた更新しますのでご了承下さい