平成18年08月12日(土曜)

今朝、外の木がザワザワと激しくぶつかる音で目覚めた

激しい雨風で公園の木がめくり上げられている

木の枝が折れるのではないかと思うほど揺すぶられている

台風だと思った

雨もバシャバシャと殴りつけるように降ってくる

ところが、この突風も1時間もしないうちに止んで薄日が差してくる

昼頃には晴れ上がっている
これは市営スキー場のゲレンデにセットされている夏用のスキー場だ

午後からリリックにダンスパフォーマンスというのか
外国から3人の黒人ダンサーがお見えになり
1時間にわたる躍動的なダンスを見せてくれた

そんなショーを観劇した後
少しお茶でもしようと家内と一緒にオシャレなお店に入った


お店の中の照明はちょっとモダンな照明が付けられて
店内の売店はお客様が大勢おいででレジ待ち状態だった

奥の喫茶室に入った
入り口にこんな掲示がされていたので入り口で待っていた
入り口には店員が数名いたが
満員らしく声を掛けてもらえなかった
仕方がないから入り口でずっと立って待っていた

売店は相変わらず混雑している
立ちながらふと柱に目がいった
このお店はなかなかオシャレな建物で
設計士がキチンとデザインしたモノなのだろう

だが、そのオシャレな柱に蜘蛛の巣が貼って
日差しを浴びて光って見えた
おいおい、この店の店長、ちゃんとチェックしているのかと思いながら席の空くのを待っていた

疲れたので座って待っていたら
別の店員が奥から出てきて
やっと私を見つけて
けげんそうに言う

どうぞ空いている席にお座り下さいと
なぬ、なぬ、おいおい、この看板は何だ
係の者がお席まで御案内致します、こちらでお待ち下さい
その看板を指さして、こう書いてあるだろうと言ったら
愛想笑いを浮かべて「あ、そうですね」と
どの席に座ればよいのかと店員に聞けば
「お好きな席にどうぞ」 という

入り口からは店内が満員に見える
しかし店内にはいると窓際が空いていた
店員から見れば席が空いているのだから
さっさと座ればいいのにと思っていたのだろう、

ソフトクリームがおいしそうだったので
ソフトクリームを注文した
味はまあまあだった
しかし、食べていって
途中から真ん中に空洞が出てきた
なんとなくおもしろくない
どうも見えないところに空洞があるのが気に入らない
外から見るとたっぷりありそうなのに
食べてゆくと空洞になっているのがおもしろくない


ま、ソフトクリームは機械で絞り出すように出てくるから
こういった空洞ができることはわからないわけではないが
何となくおもしろくない

何故かというと
この店
外観はオシャレなのだが
ま、店舗については設計士の力なのだが
社長がこんなオシャレなお店をつくろうと意識してつくったのだろう
確かにハードというか、建物は良いのだが
その建物を生かしてお客様により満足のいくお店にするには
お店の運営というかソフトな面がポイントとなる
オシャレなお店なら
店内の隅々までオシャレであってほしい
ところが
入り口近くの柱に着いていた蜘蛛の巣
それどころか
私が席に着いた目の前の窓ガラスを見た
そのサッシのところもなんと
蜘蛛の巣が張っているではないか


おいおい、この店はどうなっているのだ
社長の思いと実際の運営がずれているようだ

こうなってくるとあらゆるモノがイメージダウンになる
そんなことから私のソフトクリームも
中の空洞が気になり始めるし
家内が注文したアールグレーも
濃すぎて
というよりお茶葉の量が多すぎるのではないかと
いや、お湯の温度が・・・

ま、結局いくらオシャレなお店をつくっても
その運営が、維持管理がキチンとしていないと
全てダメになってしまう
社員教育の問題だろうか

こうやってお客がだんだんいなくなる
商売というモノは難しいと改めて感じた

「他人のふり見て我がふり直せ」という
今日はありがたい勉強をさせてもらった

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