今朝の長生橋
今まで塗装のためだろうか右の方は全面的にシートで
覆われていたのだが、半分シートが取れたようだ
さて、今日から私の研究会仲間が
新潟で移動研究会を開催することで集まってくる
そこで今日が初日と言うことで長岡駅に集合してもらった
そして、まず妙見の崩落現場に案内した
皆さん一様に驚いて
この現場が意外に街に近い場所であると言う
テレビで見ていたときは
もっと山奥の現場なのかと思っていたという
今日見たら
この現場もかなり工事が進んでおり
山が三分の一ほど削り取られた感じがした
そう、山がかなり削り取られていた
この工事は地元の業者が落としたようだ
来年の3月までの工期のようだ
さて、車は長岡から小国に抜けて行く
時間は余裕があるのでゆっくりあちこち見学しながら
走っていたのだが
どこかでお茶でも、などと言われた
こんな山の中でお茶屋さんなんぞあるわけがない
あるとしたら、農家に寄って
世間話でもしてお茶をもらうことぐらいだと話しながら走っていた
途中、小国の芸術村という地区がある
そこの芸術村会館が開いていたので寄ってみることにした
車を降りて入り口に入ったら
奥から急に声をかけられた
「おー、先生」と
なんと私の知り合いがそこに座っているではないか
そして、「ま、上がりなせーや、お茶でも一服」と
まるで先ほどの我々の会話を聞いていたかのように
お茶やお菓子が出てきて歓待してもらった
今日の目的地は高柳の「じょんのび」温泉と
その先にあるかやぶきの宿
ここはまったく何もないかやぶきの宿なのだ
十数年前に新築したかやぶき宿
現在はこの地区の所有だという
実は、十数年前、ここに来たことがある
そのときの印象が非常に良かったので、再度来たいという要望を受けやってきた
現在はかやぶきの宿泊施設は2棟、会議用の施設が1棟ある
基本的にここは1棟貸し
新築だから施設は使い勝手がよい
このむらは、まわりにかやぶきの家が多く残っているが
だんだん維持する人が少なくなって
傷んで行くという
そんな中でも、皆さんそれなりに頑張っておいでのようだ
この地区は、ちょっと歩いてみると花が多い
どこのお宅にも花が植えられている
この建物はどこかの先生が設計したものだという
和紙の壁紙や扉などなかなか凝った造りになっている
だが、地元の人に言わせると
何でもげやが低くて
一度雪下ろしをするとすぐ埋まってしまい
やはり雪国を知らない人が建てた家は不便だと言う
これはご存じだろうか
田んぼの田植えをするとき
ゴロゴロと田んぼの中を回転させる
そうすると、丁度、マス目状に印が付く
その印のクロスした場所に
苗を植えるための目印をするための道具なのだ
近くの他のわらぶきの宿を見て回った
山、実に山の中なのだ
夕食はとにかくベジタブルなのだ
しかし、量が多く、種類も多い、そして飽きない
とてもおいしいのだ
私が昔食べていたものばかりだ
そう言えば昔はこういうものを食べていたと思い出す
そして、夜
今日は七夕なのだが雲がかかって星は見えない
だが、ホタル見物にちょっと外に出てみた
これがすごい
ちょっと先の林から
ホタルがわいてくる
そう、ホタルが森から湧いてくる
どんどんと林の上からホタルが湧いてくる
そのホタルがまるで光輪のように我々のメンバーのまわりを飛び回る
そう、まるで魂が飛び回っているような
後光が差しているような
こんなに多くのホタルを見たのは初めてだった
本当に幽玄の世界に漂ったような気持ちだ
すばらしい体験をさせてもらった
そのホタルをカメラに納めようとしたが
やっと写っていたのは上の写真
ん、ホタルを写すのは難しい
帰ってきていろり端で
ゆっくりと時間を感じながら
仲間といろいろ議論を交わして
自然の中での静かな夜を過ごした