平成18年06月15日(木曜)

今日は東京で研究会があった
そこで、今年から司法試験に導入された「租税法」の問題が参考として配布された
そう、いままで弁護士や裁判官になるための試験には
租税法に関する試験がなかったのだ
考えてみればこれはおかしなことなのだが
事実そうだったのだ
そして、今年から選択ではあったが司法試験に租税法が導入された

試験問題の内容はこれまた税理士試験とは違って、というより
税理士試験にも租税法がないのだ、これこそ大問題なのだが

税理士の計算問題などとは違って
論ぜよと言う問題だから
読んでみたが、これはなかなか問題を絞って回答することは
大変な内容だと思った

電車の中で読み始めた本がこれだ
読み始めたばかりだが
結構おもしろい
そもそも近代以前では、どの文明国でも「三層構造の言語文化を持っていた」という

上流知識階級は高位言語たる純正文語を、中流実務階級は口語風にくずした変体文語、
下層階級は文字の読み書きができぬものが多かった

また、最近は日本においても
外資に買収された企業などでは
外国人の社長と重役は純正英語を、中間管理職はカタカナ英語を、平社員は日本語をと
一種の三層構造が見られることがあるという

さらに卑弥呼は漢字が書けたかと論じ始める

そもそも、我々の祖先であるヤマト民族は、漢字文化を吸収することで「日本人」になったという
そして、ヤマト民族は色彩を表す言語をあまりもたなかった

例えば、ミドリはもともと色彩を表すものではなく触感を表す語で、ミズ(水)の派生語だから
ミドリゴ(嬰児)とは「みずみずしい肌のふくよかな赤ちゃん」という触感的表現であるという

だからミドリゴは「緑色の赤ちゃん」ではないと続く

なるほど、なるほど
おもしろいですね

ということで新幹線の中で本を読んで、長岡駅に着いたので
あわてて降りてきたら
どうも電車の中にデジカメを忘れてきてしまったようである
自宅に帰ってきて無いことに気付いたが
あちこち探しても見あたらない
そこで、JRの落とし物係に電話をするが、いっこうにつながらない
しょうがないから問い合わせは明日にしようとあきらめた

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