平成18年06月16日(金曜)

今日は夕方リリックに出かけていった

今回、リリックが開館10周年と言うことで
「おーい幾多郎」というお芝居を文学座のプロ俳優さんと
市民のオーディションによる参加者で7月に上演することになった

そんな中で、リリックの方からスタッフが足りないようで
何回か連絡を頂いたので
ま、私なんぞリリックのおかげでお芝居の世界に入らせてもらった立場上
少しでも協力することができるならお手伝いしようと思った

俳優のオーディションがあることも承知していたが
なんせ7月毎日練習に参加できる人という条件が付いていた
これは現実無理な話
そんな時間が取れるのは学生か公務員か主婦くらいなもの

ということで
結局オーディションに受かった人を見ると
予想通りに学生や公務員に近い人と主婦と言うことになった

ま、どうのこうのと言っても
そもそも役が若い人の役だったので
私なんぞは出る幕がないわけで

今回は裏方のお手伝いをしようと思って
スタッフに手を挙げた

そして、今日はその最初の何でも記者発表の日だという
今回のプロデューサーはなかなかマスコミを使うのが上手なようで
まずは記者発表だという

打ち合わせ室に行ったがまだ誰も来ていなかったようだ
そこでラウンジに行ったら
二人ほど若い女性がいた

声をかけてみたら一人は旧知の女性
もう一人は私の知らない女性だったが
相手の女性は私のことを知っていたようで
と言うより私の参加させてもらったお芝居を観てくれていたようで
役名で私を呼んでくれた

その彼女が、何やら種抜きの干し梅なるものを取り出した
なんだか珍しいもの、というより初めて見るものを取り出して私に勧めてくれた
一つ頂いてみた
なかなか美味しいではないか、確かに梅干しを干したもの
これも考えてみればおかしな話だ
そもそも梅干しは梅を干したもので、それをさらに干したものというからダブル干しだ
種抜きがポイントということか

しかし、女性は割と梅を好むような気がする
私の家内も、海外に行くときは小梅を購入して持ち歩いていた
梅をかじっているとバランスが取れるのだろうか
男性ではあまり梅を持ち歩く人は見かけない

最後に、この梅をくれた彼女が自己紹介をしてくれた

「うら」です
え?うら?
そこに事務局の人が来て説明してくれた
なんと彼女は今回のオーディションに合格して出演が決まった最年少のキャスト
とってもキュートなかわいいお嬢さんなのだ
役名が主役の幾多郎の姪にあたる「うら」だという

先ほどの会議室で打ち合わせが始まって
こんどは舞台に作られた特設ステージで記者会見が始まった

テレビカメラも入っている
キャストの人たちは役柄と自己紹介が始まった
事務局が十分な事前準備を組んでいるので無事終了となる

あとは、個別にマスコミ各社からの取材となる

そんな時間待ちの間ステージの脇で他のスタッフと話をしていた
私はあまり誰々の顔という具合に積極的に
人物を写すのはおすすめではないのでそんな写真はあまり撮らない
人物を写すなら、こんな特徴的なクツを履いているキレイなお嬢さん
と言うように写すと言うような話をステージ上でしていた

ふと見ると、ステージ袖には音響、照明などのスタッフがスタンバイしていた
この記者会見に大勢のスタッフが動員されている

なにせ暇なもので、マイクスタンドなど写してみたり

先ほどまでプロデューサーやキャストが座っていたテーブルや

報道関係の取材記者が座る椅子を写してみたり

ま、事業を成功させると言うことはこのようなマスコミに対するアピールが非常に重要な要素であって
ここのところを経験上認識しているプロデューサーがハッパをかけてアクションを起こしている
そんな経験の中からリリックの事務局もいろいろな経験を積んで
そのノウハウがいろいろなところで生きてくる

そう、そうやっていろいろ経験し、マスコミの力を認識して行動する
それが「興行」というものだという認識が大切なことだと感じながら
今日の記者会見に参加させてもらって思ったしだいだ


今乗っている車は
バックに入れると画面上にこんな映像が映る
グリーンのラインは現在の車体の直線方向
黄色のラインはこのままのハンドルなら進む方向
赤のラインは車体の最後尾の位置をあらわす

これが結構便利なのだが問題が一つある
それは、この画面を見ながら車庫入れをすると
サイドミラーが車庫の壁面にぶつかる危険がある
要するに画面だけで後退してしまう

そこで画面には
「車両周辺を直接確認してください」と表示されている
確かに表示されているが
結局人間はなれがこわい
便利なものに頼ってしまい
直接自分の目で周りをキチンと確認するという基本動作をおこたってしまう

慣れは怖いものである

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