平成17年5月6日その3(金曜日)

建物の中は雨にあたらないからいいが、外に出るとやはり雨が降って水たまりが多い

南アフリカ館のとなりは行列ができていた
なにやらNEDOなどという聞いたこともない組織のパピリオンだ
30分待ちだという
雨にあたらずに並んで待っていられるならばと行列の一番後ろに並んだ
隣はエジブト館が見える


広場の真ん中にはアフリカンフードなどという看板も見える
しかし、雨であまり動き回りたくない

どうもここはなにやらロボット関係の何かがあるようだ
案内係の女性の衣装もちょっと凝っている
中にはいると色々見せてくれるが
結局立体映像の映画を見せてくれた

期待した以上のものではなかった

エジブト館に入ってみた

以前、TVで見たことがあるような気がする
何とも言えない独特な雰囲気、たしか書記官となっていたと思う

エジブト館は考えてみれば棺を並べて展示していることになるわけで
お墓の中の死者の埋葬品を展示、いわば墓地の展示場なのかもしれない

だけれども、他のアフリカ地域とは洗練度が違う

これは有名なロゼッタストーン
私は昔大英博物館で見て、これがあのロゼッタストーンかと感激した覚えがあるが
ここの説明書きに寄れば大英博物館にあるものはレプリカントだと書いてある

そして、これは有名な黄金のマスク

黄金の棺の中にミイラが入っている

やはり、権力のあるところでは黄金が好きなようである

  黄金をふんだんに使って、実にリアルな彫刻を作り出している、文化程度がいかに高いか
ということは権力が集中していたから富も集中し、そこに文化が発生する
文化は権力と富の集中によって、権力者の庇護によって生まれると言って良いのかもしれない

なんなのだこれは

門戸なのだろう、皆さんここで記念撮影したくなりますね

繊細なラインが質の高さを感じさせる

何とも言えない

これらはお土産品として販売している置物だ

エジプト土産ですね

結構雰囲気良いですよお土産品も悪くないですよ

さてさて、夕刻になってきた、後はどこに行こうかと考えた
日本ゾーンに行ってみようと考えた

雨で革靴は水を吸ってグジュグジュだ
ズボンもヒザから下はビジョビジョだ

日本広場なる場所の脇には大きなレストラン街ができている
そこを通り抜けて日本館に向かった

近づいてみると、黒沢監督の映画現場のような雰囲気だ

竹で編んだカゴで全て覆い尽くされた建物だ
30分ほど待つというが、並んでいると徐々に進んでゆくからさほど気にならない
中を徐々に進んでゆくといろいろ訴えているのだが
最後は丸い透明なカプセルの中に入って空から落下して水中にもぐって
気が付くと宇宙に飛び出して、地球が見える
そんな映像だ


これは空から落下してゆく中で、鳥の群れの中をすり抜けて落下してゆく様子


そして、最後には宇宙空間から青い地球がきれいに見える


そしてここがまたわからない空間なのだ


竹藪のような空間にスモークが雲のように流れて、レーザー光が交差している

何となくわかったようなわからないような、んーー、今ひとつですな

隣の建物に飛び込んだ、何せ雨ですからあまり動き回りたくない
雨のあたらないところに入りたい
ここも30分待ちだという
なんだかわからないが大地の塔だという
なんでも世界一大きいなにかギネスに登録されたらしい
やっと順番が来て中に入ってみる


ようするに巨大万華鏡なのだ
誰かが言っていた
「ね、ね、これって、ほら、藤井フミヤが、ほら、やりたいって言って自分でやったヤツでしょ」
へーそうなのかと人の会話を聞きながら天井を見上げて万華鏡を見ていた

外に出てみるともう真っ暗になっていた

なんとなく光が入ってきれいだった

前へ

次へ

目次へ