平成17年4月16日(土曜)
これはなんだかわかりますか
昨夜、大宮から帰ってきたとき駅で気になったオブジェとでもいうのか
そう、駅前の交番の脇にある飾りなのですが
改めてみると、これは何なんだろうと思ってみてしまう代物でした
そして、今朝、同じ長岡駅の一階バス停前にある喫茶店でモーニングセットを食べながら時間待ち
土曜朝の駅前は鳩もゆったり
見ていると、けっこう御高齢な方でつえをつきながら不自由な体を引きずって歩いていたり
この喫茶店に入ってお茶を飲んだりと
確実に高齢化社会のまちになっていると感じた
今日は、地元の診断士会で上越市にある「岩の原ワイン」 を視察ということで駅前で待ち合わせて迎えのバスに乗った
途中、交差点で農業用のトラクターとバイクが並んでいるのを見ながら
確実に春が来たのだと思った
そういえば、今日の新聞でトラクターに乗ったまま田んぼに落ちて死亡したという記事が載っていた
長岡からおよそ一時間ほどで岩の原ワインに到着
ここは昔から、そう、明治からの葡萄酒づくりをおこなっていた場所だ
桜が満開だ、そうそう、ここから高田まで近い、今日あたり高田城の桜は満開で
人でも多く、渋滞で大変だろうと話していた
ここは牧村商工会に行くときにこの前を通過していったのでこの看板は記憶がある
この奥に大きな工場なり、なにか奥の方に広大な敷地にあるのだろうと想像していた
しかし、後でわかったことなのだが、ほんのこの一角に建物がロの字に建っているだけ
それだけの工場と倉庫、ショップ、レストランなのだ
レストランなどテント村という風情だ
実にこぢんまりとしているところだ
まず、萩原社長様からいろいろお話を頂く
社長さんが言う、私は急に有名になったと、何故かというと、子供がオリンピックでメダルを取ったことで
子供のおかげで有名になったと
新潟県の経営品質賞を受けているという
ここの経営は100パーセント、サントリーの子会社ということだ
しかし、ここの創業者は「川上善兵衛」という大地主だった彼が
私財をなげうって葡萄酒づくりに精を出したという
ちょうど、今日は「蔵コンサート」があるというので早速聞かせてもらった
ここは石蔵だという
「岩乃原葡萄園第二号石蔵」だという
中にはいるともうすでにコンサートが始まっていた
山崎美矢子、はるか親子によるコンサートだという
まさに蔵の中でのミニコンサートだ
ワインが樽で寝かせてある
ここの温度管理は雪をためて、その温度で管理するという
裏山のブドウ棚を見に行く、桜が満開できれいだ
ここのブドウ棚は「垣根式」ということで雪の積雪による倒壊を避けるために考案された方式だという
ここから晴れた日には日本海まで見えるという
社長様は色々な説明をしてくれた
少なくとも一本二千円以上のものはここのブドウを使った高級葡萄酒だという
一本何百円などというワインは輸入物のブドウを使っているのが普通だという
参加者から売上規模が思ったより少ないという声も聞かれた
雪室が最近完成したばかりだという
さっそく完成したばかりの雪室を見せてくれた
扉を開けたら一面の雪の山に皆さん驚きの声が出た
トラックを使って雪を運び込んだという
何故このようなことをするかというと
雪を使って、石蔵の中の温度を夏でも一定の温度以下に保つためにこのような雪室を作った、というより復活させたという
石室の中にはいるとひんやりとする
昔は雪を敷き、塩をまいて固めてはまた雪を敷く、そういうふうにして雪を積み上げて、雨露をしのぐために藁葺きの屋根をかけて置くという
そういうふうにしておくと秋には氷になっているという
そして、ミカン箱大に雪を切り出して葡萄樽の温度管理に使ったという
話を聞いていて思った
私の祖父が「ゆきにゅう」という雪を保存して夏の冷蔵用氷として販売していたことを
まさに、「ゆきにゅ」そのものだと思った
ただ塩を撒いて固めるという話は初耳だった
このような「ゆきにゅ」は雪国ならあちこちにあったのだろうと想像する
さてさて、施設見学を終えて、皆さんでバーベキューとなる
そのあと、ワインの試飲なりいろいろあってお気に入りのワインを購入と相成るわけでして、ハイ
ショップの前で萩原社長様の写真を記念に一枚パチリ
ありがとうございました
さてさて、我々は一路帰宅の途へ
ワインやビールを飲んだメンバーのために途中米山パーキングエリアでトイレタイムということに
そのパーキングエリアから見える山が、これは間違いなく米山ということになる
その、パーキングを過ぎて米山の後ろになるのだろうか
見えてくる山が、私のマンションから見える山だろうか、黒姫山なのだろうかと思いながら車中から眺めていた