平成17年4月13日(水曜日)
今日、親戚がお見舞いにやってきた
私は二時間だけ時間がとれたので急ぎ足で地震ツアーにご案内した
まず、悠久町の自宅は両親が案内してくれたのでそちらは済みということで
宮内方面にハンドルを切った
最初は、南長岡操車場跡地の仮設住宅を車の中から見学説明
次は宮内の旧三国街道へ、酒蔵などやはり車中から見学説明
そしてサフラン酒の「こて絵」を見せて保存が必要なのに資金と職人がいないため荒れ放題
その上地震でこんなに崩れてしまっていると車を降りて説明
そこから、バイパスまで旧道を走って、そこで新幹線の脱線現場を車中から説明
一路バイパスを走って妙見の崩落現場へ
だいぶ雪が消えて現場が見えるようになった
崩れた崖の上から向こうの山が見える
落石防御用ネットが張られている
やはりすごい、道路が無くなっている
川に押し出した土砂、というより岩石
まだまだ生々しい
川に落ちた道路
川を一部せき止めている
土砂も堆積し始めている
ガードレールはそのままになっている
除雪車が積んでいった雪で、バリケードのように遮断されている
その手前の斜面でも土砂崩れが発生していた
やはり妙見は一番生々しい現場だ
ここをメモリアルパークとして残そうという提案を出している
帰りに妙見ダムの説明と、そうそう、水の量が多かったことからJRのダムが使えなくなってしまったこと
そもそも山手線の朝のラッシュの電気が必要なため信濃川の水を取ってダムとして使っていたのに
使えなくたって朝の山手線は十分動いている不思議、などという話
ま、ついつい余計な話をしてしまいました、そんな説明をしながら戻ってくる
妙見からの帰り道は旧国道を通ってみる
あちこちで住宅を改築している
中にはこのように筋交いだけ入れたお宅もある
こんどはバイパスを戻ってきて、柿の高町団地へとハンドルを切る
いってみたら、崩落していた道路や斜面を地盤改良工事が進んでいるのだろうか
この斜面は道路そのものが崩れ落ちてしまった場所だ
この右のお宅は完全に床下の地面が崩れ落ちてしまっている
これは地盤改良工事でなく、単に斜面を覆っているだけなのかもしれない
しっかし、悲惨ですね
このお宅の表札は取り去られていた
柿の高町団地からおりて斎場に寄ってみた
煙突が折れていたのだがきれいに直っていた
ちょうどそこに市の斎場職員らしい方がおいでだったので話を聞いてみたら
煙突は半分に折れたので半分にして直したから短くなっているのだという
現在、一応ここは斎場として営業しているということだ
地震の時、そもそもここは地盤が悪い場所だったのだろう
地面が割れて水があふれ出て駐車場は水浸しになっていたと話してくれた
そういえば、前にここに寄ったとき、確かに駐車場が水浸しなのでどうしたのかと思ったが
やはり地震の影響だったのだと理解した
「床面ひび割れ足元注意」と書かれている
中を見てみると床にヒビが入っているのが見える
以上で地震ツアーを終えて戻った、ほぼ1時間半位の時間で出発地点に戻った