平成17年4月1日(金曜日)その4

先日、新潟県の復興プランアイディア募集という案内が来たので
私が前から思っていたプランを書いて提出した

それは、震災メモリアル、ようするに震災の現場を保存して記憶に残すようにしようと言うモノだ
具体的には、この悠久山泉水池の脇道路の陥没状況を、この上にアクリル樹脂か何か、透明で下が見えるようにしたモノで覆って
上は道路として車が通れ、いや車なんか通れなくてもよい、自転車程度で公園内なのだから散歩道でも良い
下は透明な樹脂をとおして陥没した道路がそのまま残っているというふうにしてはどうかと提案した
予算を書く欄があったのでおよそ700万円と見積もっておいた

公園脇の道路の雪が段々溶けるとどんどん震災の傷跡が出てくる

池は静かに山陰を写している

竹が曲がって頭を雪の中に引っ張られるようにしている

中には割れてしまっているモノもある

大雪で雪の中に埋もれたまま雪が溶けてきて、竹がどんどん引っ張られるように曲がっているのだろう
そういえば私が小学校の時の校長先生が、新学年になるたびに話していたことを思い出した
「皆さんは新学期を迎えて、また一つ竹のように節が増えたのですね、竹は節が増えれば増えるほど、どんなに雪の中に埋もれて
曲がっても、雪が溶ければまた真っ直ぐに立ち直って、真っ直ぐスクスクと伸びてゆきます、皆さんも竹のように節を一つずつ増やして
どんな雪にも負けない強い子に育ってください」
こんな話を毎年してくれたように覚えている

悠久山の春ももう目の前だ

蒼柴神社の雪もだいぶ少なくなってきた

駐車場に除雪車がおかれていた
この除雪車は毎朝3時になると除雪に出かける、その除雪基地としてここにおかれている

平成10年製造のロータリ除雪車、これは新潟鐵工所の製造なのだ
この新潟鐵工所はもう倒産してしまってなくなったと記憶している

ロータリーの歯の部分、やはりごっつい感じがする

そう、これは新潟県の所有だから県道専門ということだろうか

この歯の部分がぐるぐる回って雪を掻き込んでゆく

塗装が剥げてさび付いている

隣にあった除雪車、一直線で脇に除雪するタイプ

タイヤもでかい

これは両側に押し出す除雪車
昔、除雪車といえばこのような舟先のようなものを言った

ところが最近は、この舟先のような部分が動いて
一直線になるようになっている、この除雪車はまさにその型のようだ
一台二役の優れものだ

先頭の部分はだいぶ使い込んでいるという感じがする

歯の部分も使い込んでいるためだろう、さびが目立つ

使い込んでいる部分はメッキが剥げて下地の鉄板がむき出しになっている
段々春先で雪の量が少なくなってきたのか、中央付近が使い込んでいるのかさびていないが
上の方は真冬の雪の量が多いときの雪が削られる高さなのか、そこはさびが目立つ

やはり、一冬使い込んできた除雪車の勇姿というのか、メッキがかなり剥げている

これが油圧、ここの力がポイント

これはロータリーの歯の奥に見える回転羽根
この羽で掻き込んだ雪を吹き飛ばす

回転羽根の脇、雪の吹き飛ばし口から回転羽根方向をのぞき見したところ

回転羽根から雪が飛ばされてゆくパイプの中をのぞいたところ

下の筒が回転羽根から出てくる筒で、上の向こうに抜けている筒が雪を吹き飛ばす筒

脇からロータリーの前方を見る

雪の書き込み歯

書き込み歯の真下

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