平成17年1月7日(金曜日)
県外にお住まいのSさんからお手紙をいただきました
「この正月にようやく長岡の実家に帰ることができました。
地震以来、初めての帰省はさすがにこみあげるものがありました。
父の車にて、南長岡操車場の仮設住宅、高町団地、市営スキー場の
入り口などを見てきました。高野様のホームページにもよく出てくる
旧市役所もいってきました。長岡の実家は川西にあたるので被害が少ないと聞いていま
したが、それでも実家を含めて塀を壊した(崩れているとあぶない
ため)家がいくつかありました。
関原のニュータウンもみてきましたが、
そこにも仮設住宅で暮らす人たちがおられました。
自分の両親を含めて、親戚から地震のあった頃についてはじめて
詳しく聞きました。地震の発生以来、長岡に入ることもできず、夏の豪雨を含めて
ボランティアにも行けなかった自分を責める気持ちもありますが、
高野様のホームページで日々、長岡の様子を見られることが
励みになってきました。」
ありがとうございました
こういったお手紙をいただくと私も励みになります
また、結婚されて関東方面に行かれた方が帰って来られない状況で
ほとんど長岡の状況をTV報道されなくなってきたので
是非、このHPで情報を今までのように続けて提供して欲しいという要望が
複数私のところの届いております
ま、これから確定申告期に突入します
個人の確定申告は2月16日から3月15日までのあいだに申告をすることになっております
その時期はお店を経営されている事業主の方や農業経営、塾や習い事を教えておられる方などで
法人ではなく個人経営されている方が1月1日から12月31日までの収益を計算して
もうけ(所得)を算出し、これに税金計算をして申告する制度
日本のすばらしい税制で「申告納税制度」と言いますが
この申告時期が3月15日までとなっているわけでして
ちなみに、「申告納税制度」は自分で税額を計算して自分で申告する制度で
この逆に国が税額を決定して各自に納付税額を賦課させる制度は「賦課課税制度」といいます
この二つの違いの大きなポイントはどちらが民主主義に合致しているかということで、当然「申告納税制度」となるわけですよ
ですので3月15日までの申告は日本の民主主義の表れとして非常に大切な制度なのだと言うことをご理解いただけると嬉しいわけでして
ま、あまり細かい話はできませんが
我々は面倒くさがって「申告納税制度」をいい加減なかたちで対応することは
いわば、日本の民主主義の根幹を揺るがすモノだと理解しておくことが必要かと思っておりますよ、ハイ
ま、そんなことはいいとして、ようするに、忙しくなるという話でした、ハイハイ
雑損控除という制度をご存じですが
今回の災害で損失が生じた場合
雑損控除という制度か災害減免法という法律を適用させて
税金上の災害に対する制度を活用することになるわけですが
この制度は申告が条件でして
申告しないことには適用にならないのですよ
ですから何もしないで待っていれば、お上がキチンとしてくれる、などということはありません
そこで、今年の確定申告者は今までの5倍以上の人が確定申告の対象者になるのではないかということで
われわれ税理士も、こりゃ大変だ、対処できるだろうかと皆さん戦々恐々としている訳なんですよ、ハイ
寒いですね
郵便局に行ったら、いつもここに年賀用の受付ポストがあったのに
今日はきれいさっぱり片づけられている
さらに、入り口には門松があったのにこれも片づけられている
そうか、もう松の内は終わりになるのだと気づかされる
日本の行事は、人の心をキチンと切り替えてくれる「すばらしい社会システム」なのだと気づかされた