平成17年1月6日(木曜日)

「ここは地震大丈夫でしたか」
「いえ〜、先生、これですよ、ほら」「なに、どうなったの、あれ、ほんとだ、割れちゃったね、どうなったの」

「この棚の上にあったテレビが落ちてね、ほら、テレビがダメになってしまいましたよ」

「テレビがこのコピーの上に落ちて、コピーのここが壊れたんですよ」

「たいへんだったね」「はい」「建物関係は大丈夫だったの?」
「この壁がひびが入ったんですよ」「外は大丈夫だったの?」「さあ、どうなんでしょうね」「じゃ見てみようか」

「あ、来てるね、ほら、ここ、ひびが入っているよ」「ほんとだ」

「そのヒビが、ほら、この室外機のところまで来て」「ほんとだ」

「ほら、この室外機が動いてパイプが引っ張られて、ほら、このパイプが曲がって」
「あらーーー、ほんとだ」

やはり長岡のどこでも何らかの被害が来ているということですね
ここ、税理士会長岡支部事務局は信濃川の土手の脇、市役所の裏手にあるからそんなに被害のあるところではないのだが
やはり、見てみると被害は確実に来ているようだ

今日は、長岡商工会議所の新年会だ
例年、この新年会には産業界はもとより、行政や大学など各方面の方々が一堂に会するので
いろいろな方にご挨拶するには都合の良い会だ
最初に、長岡商工会議所会頭の挨拶の後、さて有名政治家のお出ましとなると新聞記者やテレビカメラが追っかけるのだが

今日はあまり記者やテレビカメラは走らなかった
この方の奥様が本日は欠席だということで皆さん静かな対応だったようだ

しかし、市長も連日あちこちの会場で挨拶をさせられるから大変だと思いながら

会場は鏡割りへと進む、いろいろ地域の有名人が壇上に呼ばれる

その末席に上がった紅一点は女性会の会長、要するに内の家内だ
やはり、嫁さんが壇上に上がっているモノだから、これは写さねばと必死で会場の末席からカメラを最大望遠にしてやっと写した写真だ

会場にはホテルのレストランから準備された料理が豪勢に並べられていた

そう、例の五十六カレーも用意されていて、後から何が一番人気の料理かと聞いたら
カレーうどんが人気だったようだ

会場には何でも有名な書道家が書いたという書が飾られていた
「震度7 余震840回余 それでもわが大地を愛す」と書かれている

会場ではほとんど食べ物を食べる余裕無くいろいろな方々と名刺交換したり
挨拶をしたり、そう、こういう会場で普段なかなかあえない各界の方々が大勢おいでなので
普段お話をするチャンスが無く、今度お会いしたときにでも、と、思っていたようなことがこの時に「いやーその節は、どうもどうも」という感じで
やはり日本社会は地域で生きるという意味は、地域の人間関係を育ててゆくということが非常に大切なことで
いろいろ利害がぶつかることもあるから、直接お会いしてお話しするとお互いわだかまりが解けるということがよくある
また、普段お会いすることのかなわない方々を知り合いを介してご紹介いただけるという意味でも有効な場所でもある
もっとも、ここで一回お会いしたからといってその後スムースに事が運ぶわけではないが
改まったかたちでお会いするような場があれば、一度面識があると無いとではだいぶ違う
また、こんな場にふと重要な話が持ちかけられる
まさに、「会議は夜作られる」などということはある意味で正しいのだろう
パーティーの後で家内と帰ろうかと思ったら
奥様は女性会でさる有名な政財界の方々との懇親会に出席するから一言「私、別行動ね」といわれ
アチャー、じゃどうしようかと思ったら
高野さん良かったら二次会に参加しませんかとお誘いをいただいた
ちょうど奥様に放り出されたところだったので二つ返事でOKした

別会場にお邪魔したらそうそうたるお歴々の方がお集まりで
そんな中でお話をしていたら
なんだかんだで私のHPを見ていてくださる方がおいでで
わぉわぉ、いろいろなところでいろいろな方が見ておいでなんだと改めてインターネットの世界を実感した
ま、だからといって私のスタンスが変わるわけではないので
相変わらずパチパチと写真を撮らさせていただき
本人の了解を得てここに産学官の代表とでもいおうか
3名だけ掲載させてもらった

官といおうか、いや初めてお会いさせていただいたが
先方は私のことはご存じだったようで、ハイ

学ということで、この方も初めてお会いさせていただいたが
民間から大学改革のために抜擢され長岡においでになられたとのこと

産ということで、この方は以前にもこのHPに写真を掲載させてもらった
長岡商工会議所の専務だ

その後、会場を移して流れ込んだ先は、おやまあ、なんと嫁さんがいる会に合流となった
さらにその先で、またまた嫁さんと別れて別のお店へ
そろっとではお開きに
ということになって嫁さんの携帯に電話をして一緒に帰ろうと思ったら
「なにいってんのよ、私はもう自宅にいます」だって
そうだよなー、日付が変わっているもんなー
と、一人寂しくタクシーに乗って深夜の帰宅と相成った

翌朝の天気は私の頭の中と同じでハッキリしないモヤモヤした
ついでに寒さなのか頭がズキズキとくる
これは寒さなのだろうと自分に言い聞かせながらも、やはり日本酒とウイスキーとビールとワインと・・・
重い足取りで出社した

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