先日の熊本での日税連討論会で最後に講評をしていただいた大学の先生が言っていた
「手続法の発展は民主主義のバロメーター」と
たしかに法律の中に実体法と手続法という区分けが出来るが
この手続法は、たとえば税務訴訟を行うときの期限や手続方法などを決めたもので
細かい手続規定が書かれている
こういう手続法が発展すると言うことは
適正手続が遵守されるという風土があってはじめて議論がなされるわけで
一方的な権力の押しつけであれば、適正手続など邪魔な議論と言うことになる
中国などの例を見ているとそんな感覚を私は覚える
現在の日本で手続法がきちんと議論されることは大切なことで
まさに権力中心の考えから国民一人一人を中心とした民主主義に根ざした議論である
そんなことを意識させてくれた日税連討論会であったと思った
また、他の講評を行った先生は
「財政がわからない税理士は税理士でない」との発言があった
なかなか厳しい発言だと思いながら聞いていた
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