平成20年10月12日(日曜)

タクシー運転手はプロだろう

岡山に用事があったので出かけてきた

新幹線のホームに岡山は来春政令指定都市になると書かれていた

熊本ももう少しで政令指定都市になると自慢げに言っていたことを思い出す

しかし、政令指定都市が全国で7都市だけというような時代には

ブランドとしての価値を感じないでもないが

最近の情勢を見るとあちこちで政令指定都市が増えてきている

地域ブロックに一カ所ずつあるというような雰囲気なのだ

そうなると政令指定都市としてのブランドなどあまり魅力ではないような気がする

それよりも、政令指定都市になることは住民にとっては魅力的なのだろうか

なんとなく疑問をかんじないでもない

岡山というと果物王国とでも言えばよいのか

気候は温暖で穏やか

台風やら大雪やらなどとはあまり縁がないようだ

駅に降りると桃太郎のモニュメントが目に入る

そう、桃太郎というと岡山だったのか、などと思ったが

さて、地元の人に聞くと

桃太郎の生まれたところとか、桃太郎がドンブラこと流れてきた川とか

そんなところはどこなのかと質問しても、あまり明確な返事は帰ってこない

鬼ヶ島はどこかとか、いろいろ質問しようかと思ったが

なんとなく明確な情報が入ってくる気配がないのでやめた

岡山の郊外を走っていると田んぼの稲が黄金色に輝いてたわわに実っていた

ようやく稲刈りが始まったようだ

長岡ではもうほとんど稲刈りは終わっている

地域によってかなり違うものだと思った

ところで

キビ団子というが、そのキビとはトウキビのキビなのかきな粉のようなものを言うのか

余りよく知らないのだが、まちなかをみていると看板に「吉備団子」と書かれている

さらに岡山は吉備の国と書かれているから、キビ団子のキビは吉備のようだと思い始めた

ちょっと辞書を調べてみると

きび‐だんご【吉備団子】
求肥(ぎゅうひ)をこねて丸め、白砂糖をまぶした団子。岡山の名産。安政(1854〜1860)年間創製で、本来キビの実の粉で製したので旧国名の吉備に因んで名づけられた。

どうも語呂合わせの吉備団子だ

タクシーに乗って運転手に地元のことを質問しても返事が返ってこない

挙げ句の果てに

まだ入社数ヶ月だからなどと言い訳をする

地元の人間だったら少しは知っているだろうと思うのだが返事がない

あまりにも地元のことについて関心がないのだろうか

ましてやタクシー運転手はプロだろう、入社数ヶ月でもプロだろう

まったくなんといういい加減さなのだ

観光客が一番利用するのがタクシーなのに

こんな運転手が多くては自分たちの地元の魅力を観光客に伝えるということなど出来るわけがない

おいおい、長岡のタクシーは大丈夫だろうか

タクシー運転手の教育は、地元の知識は、観光客に対するおもてなしは、おいおい、大丈夫か

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