急に懐から取り出したブリキの車のオモチャ
車の車体番号は007と書かれている
何なのか
実は、これはメガネケースだという
そんな子供のような会話を楽しんでいるこの人は
もう60代の芸術関係大学の教授なのだ
実に面白い人物なのだ
面白いというかユニークというか
彼は言う、男の身だしなみは3つ
帽子とメガネと靴だという
いつも帽子をかぶっている
長岡で私のようなハットをかぶっている人はいないと思ったら
いたのだ、この教授がそうなのだ
福田教授、長岡造形大学の先生だ
大学の先生になったのは60になってからと言うから、根っからの学者ではない
実業家なのだ
なんでも世界三大デザインコンクールで全て賞をとってきたという
なかなかお茶目というかお洒落というか、ピンクのジャケット
その襟元にはピノキオのバッチ
時計も面白いし、とにかく芸術関係の大学の先生というユニークさが魅力だ
そして、この先生が、あるお店のコースターのデザインを頼まれて書いたという
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