朝、日が昇りはじめたころ、窓の外を見たら朝靄が見えた
一度、朝靄の写真を撮りたいと思っていたのですぐに車に飛び乗って山に向かった
どんな風にうつるだろうかといろいろ工夫して見たが
なかなか難しいものだと感じた
それにしても、朝早く山の空気を吸っているのは気持ちの良いものだ
5時過ぎに起きて30分くらいで山の空気を吸っている
そんなことをやっていたら
たまたま近くに農家のお母さんが畑の野菜を取っていた
すると、「あんた、私の取った朝取りキュウリをもっていけネ。ほら、山古志の神楽南蛮ももっていけネ。
神楽南蛮は手袋して切らないと手が腫れるよ、そんな手で目をこすったらダメだよ。ほら、ピーマンも。」
「そんだ、ナスの花と親の小言は無駄がない、って昔から言うよ。ハスの花が咲いたところには必ずナスが成るヨ。」
そんなことを言われて、結局新聞紙いっぱいに包んで野菜をわけてもらった
ピーマンと神楽南蛮は同じように見える
家に帰ったら、このもらってきたキュウリを水洗いして味噌をつけてバリバリと食べて朝食代わりにした。
次へ