平成20年02月23日(土曜)

「琴の音に雅の宴源氏香」

組香「源氏香」について、解説より抜粋

 一定の作法に従って、二種類以上の香木の香りの違いを聞き当てる方式を組香といいます。

香りの違いだけでなく、その香りを文学(和歌、物語)や四季の移ろい、年中行事などと結び合わせ、その主題と情趣を共に鑑賞するのが組香です。

 この度は、「源氏物語」千年紀に因み、「源氏香」という組香を行います。組香の中でも秀逸な形と物語性が香り豊かに盛り込まれています。

 まず一炉目の香炉が回ってきたら、その香りをよく聞き覚えます。二炉目がきたら、一炉目の香りと同じか違うかを判断します。その様にして五炉の香りを順次聞き分けていきます。

 例えば、一炉目と二炉目が同じ香り、三炉目と四炉目が同じ、五炉目は前のいずれとも違うと感じた場合、(右から縦に五本の線を引き、同じグループはその上をつなぐように記載した図形)のように同じ香りの上方を結びます。この形ができたら「源氏香之図」を見て同じ形をさがしだします。その巻名がお答えとなります。上図であれば「若紫」、その図形と共に巻名を手記録紙に書きしるします。

 「源氏物語」の雅な世界をゆるりとご堪能ください。

「玉もらいまぐれと照れる栄治かな」

一番上の忠昌と書かれた人は牧野の殿様で、その隣は奥様、そして千雅さんはマイスキップ

栄治さんは長岡商工会議所の樋口専務

そして下に朱で玉と書かれた人が正解した人ということで

正解者のうち主賓に一番近い人がこの記載された紙をもらえることになるという

ということで、樋口専務がこの栄誉に預かった

「お道具のめずらしかりき奥深し」

右の入れ物が香を入れる入れ物で

この入れ物が回ってくる

お道具もいろいろ特殊なものがそろえられていた

「社長様聞いてはいたが見事かな」

宴会の席では長岡中央青果の鈴木社長が謡曲を舞って下さった

「優雅さにモダンが見える源氏香」

この構図というのか図形がなかなかおしゃれな図形になっている

そのおしゃれな図形に源氏物語の巻名が付けられていて

これまたおしゃれなのだ

「干菓子にも香之図見えて拡がりぬ」

久しぶりにお薄を頂いた、本当に美味しかった

そして干菓子もこの源氏香の図形がもちいられていて、なかなか拡がりのある世界だと思って感心した

「おひな様どこか似てくる女将さん」

ちょうど、長岡のあちこちでひな祭りの展示がおこなわれている

この料亭でも玄関先におひな様が飾られていた

見ていると、なんとなく女将に似ているような気がしてきた

前へ

次へ

目次へ