平成20年01月28日(月曜)

「バーチャルとリアルは共にセットなの」

バーチャルとリアル

どう違うのか

本当は何も違わないのではないかと思い始めている

バーチャルは仮想空間などといわれるが

これは電子機器を使った電子上の世界ということなのだろうが

この電子上の世界といってもそこに世界を作っているのは

結局人が作っているわけで

仮想空間にうごめいているものも人が考えていることなわけで

バーチャルは物理的に存在している訳じゃないということで

人間の意識の中にあるものだと考えている

 

ではリアルというものは現実社会の中に存在しているものと言うことだろうと思う

このリアルというものは目で見てわかるというもので

目で見てわかるということは他人からもわかると言うことなのだろう

 

ここで気になっていることは

たとえば、自分という人間がいる

この自分というものを自分という意識の中では、それこそ自分なりの自分がいる

その自分なりの自分は、とかく他人の言う私という人間と違うことが多い

自分で認識している自分と、他人から見ている私という人間は

どうも違うようだ、それもかなり違う部分があるようだ

私の性格は温厚な気の優しい、どちらかというとおとなしい性格なのだ

という風に自分の中の自分をとらえているが

他人が見る私という人間は違っている

それはどちらかというとパワフルで自己主張がつよくて怖い存在だという

「他人から見られる自分違う人」

 

どちらも正しいのだろう、両方の面を持っているのだろう

ただ、自分で思っている自分については、他人からは見えない部分なのだ

だけれども自分で思っている自分は間違いなく自分であって、自分の意識の中にあるものはこの自分なのだ

通常は、自分の中の自分は対外的な公の場面では見せないものなのだ

それは本音という部分で表に出さない部分なのだ

だから他人から見ると私という人間しか見えない

 

ところが、最近はWeb上でブログなどが簡単に作れるようになって

自分の日記を公開するようになってきた

Web上に何かを書くというと、それはいわば一人でパジャマに着替えて家でくつろぎながら

寝る前に寝室で日記を書くときと同じで

自分の中にある他人からは見えにくい自分が出てくる

逆に言えば、素直な自分が出てくる

この素直な自分は対外的なことや公のことではなく、自分の中の弱い部分がストレートにでてしまう

これが話をおかしくする

公の部分では相手のことや自分の立場などを考えて発言するのだが

パジャマの自分はいやだとか嫌いだとかおもしろくないとかとストレートな思いがでてしまう

相手がどう思うかなどと言うことは二の次になってしまうのだ

これがWebの上での世界なのだ

パジャマの世界がバーチャルでネクタイを締めている世界がリアルなのではないかと思うのだ

ただ、書いている方はパジャマであっても

すでにバーチャルな世界というかWebの世界は半分は公の世界になっていて

自分はパジャマでも見ている方はネクタイ締めてみているから話がこんがらがってくる

「ネクタイを締めてパジャマがWebだよ」

 

このあたりがメールや掲示板などの世界だけではすぐにケンカになってしまう原因なのだろう

だからこそオフラインミーティングなどが必要とされるわけだ

 

「オフミーが無ければケンカ別れする」

だいたい、どのWeb上のコミュニティでもオフミーといわれる飲み会がないと

ケンカが始まって壊れてしまうというのが一般的なのだ

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