平成19年08月01日(水曜)

おかげさんで朝5時には目が覚める
ま、昨夜は原稿をとにかく締め切りまでに出そうと言うことで
夜中まで一生懸命やっていたが、それでも朝5時には目が覚める
外を見てみると、公園の街灯はまだ灯りがついている

昨日は午前中少し時間が空いたので悠久町の自宅に寄ってみた
庭の木を見ていると蝉がとまっていた

庭の鉢に植えられた花もきれいな深紅の花をつけていた

梅の木の幹に蒸したこけの緑色がしっとりした雰囲気を漂わせていた

蝉の抜け殻が目に付いた

これはまだ抜け殻になっていない
明日にでも蝉になるのだろうか

見ていると、あちこちに蝉の抜け殻があった
一斉に夏がやってきたような雰囲気だ

一輪だけ咲いていた、何だろう、リンドウだろうか桔梗だろうか

葉っぱの上に朝方の雨の水滴が残っていた、その脇をアリゴが動いていた

見上げると花火のように見えた

まさに見上げるような高さに咲いている花だ

緑の葉っぱがすがすがしい

ヤマユリだろうか、独特のオレンジ色が目に付く

道路の交差点には高校生の野球部員が旗を持って車の誘導をしている
というより、全て満車の看板が出されてほかへ行くように誘導している

悠久山野球場に旗や観客が見える
そして、応援の太鼓や笛のね、声援や歓喜の声が響き渡っている
そう、今日は高校野球の準決勝だという

さて、今日はここ、中央病院におじゃまする
まだここに来たことはないので、ちょっと物珍しさもあって興味津々で入っていった
ん、やはり病院が違うと雰囲気はだいぶ違うなとおもった
この病院は、かなりIT化を徹底しているようだ
確かにシステムや、設備は最新のものが導入されている
そう、確かにここは長岡でリニューアルして一番新しい病院なのだ

しかし、見ているとスタッフや患者の雰囲気というか、ん、やはり違う雰囲気がした

結構待たされた
そう、三時間以上待たされた
待合室でうたた寝をしてしまい
自分の呼び出し番号がスクリーンに表示されていないのでどうなったのかと心配した
しかし、待合いの人がほとんどいなくなって、ようやくというか一番最後に私の番号が表示された
もう午後二時を回っていた
朝から何も食べていないのだが
ま、お腹の中が空っぽなのは慣れてしまっている

早速いろいろな検査をするという

実は今度の8日にこの病院で人間ドックを予定していたのだが
そんなものは受ける必要はない、それ以上の検査をするという

ドクターがMRIはやりましたかと質問がとぶ
私は聞き直す「はぁ?」
MRIなどという単語は初めて聞いた
そんなものは知らないと答えたら、ではやっておきましょうという
早速院内電話でMRIの係につないで問い合わせたら3時からなら入れられると返事が来る
では早速検査してもらいましょうということになった
さらにドクターは言う
「体の中に磁石にくっつくようなものはないですね」と
私が何のことかと瞬間わからなかったが
たぶん、骨折などの時に体の中に埋め込んだものがあるかと言うことだろうと思った

MRI室に入った
何やら大型冷蔵庫のような厳重なトビラが閉まっていた

中にはいると日赤で見たようなCTの機械より筒が長い大きな機械があった
ベットにまさにくくりつけられるように
そして、腕を上に伸ばすように
まるで背泳ぎのスタートのような格好だ
そんな格好のまま大きな機械の筒の中に押し込まれてゆく

押し込まれる前に技師に質問した
これから何をするのかと
すると技師は「何も説明を聞いていないのですか」と言う
そうだと答えたら
水を調べるのですと、人間の体のほとんどは水ですからと
その後、なにか水に付いているイオンを電磁波で調べるというようなことの説明をしてくれたが
ま、技術的な話ばかりで、ようするにこれをやると何がわかるのかというような
目的の説明、水を調べるとCTではわからないことが鮮明にわかって手術などには有効な判断材料だとか
そんな説明は無かった

素人に説明すると言うことの難しさなのだろう

ま、なんだかわからなかったが
何も説明を聞かずに筒の中に押し込められるよりましかと思った

結局、お腹になにか枕のようなものを抱きかかえさせられ
それと一緒に簀巻きにされて筒の中に送り込まれたようなものなのだ

ちょっと途中で不安になる
このまま筒の中に頭から突っ込まれたままでいなければならないのかと
私はどちらかというと閉所恐怖症だからいやな予感がした
しかし、ある程度行ったら頭の方から灯りが見えてきたので少し気が楽になった

機械が何かガラゴロと音を立てて回っているようだ
スピーカーから声が聞こえる

「息を吸ってください、吐いてください、そのまま息を止めてください」
ガガガガッグゥーーーン 「楽にしてください」

人の声が聞こえるから少し安心できるのだが
テープによる女性の声さえも聞こえなかったら
これはかなり不安になる代物だ

ふと考えた
耳の聞こえない人がこの機械の中に入った場合どうするのだろうかと
ただただ不安になるだけだろうと
だれかが足の裏でも突っついて
右の足を突っついたら息を吸って
左の足を突っついたら息を吐くとでもしてやらなかったらわからないだろうと

なにせ目の前に見えるのは筒の中の内壁だけなのだ
なにか絵でも表示されればいいのだが
そう言えば、先日みた日赤のCTの機械は目の前に息を吐く絵と息を吸う絵があって
それが随時点灯していたことを思い出した

ま、とにかく筒の中は何もないのだ
何回か息を吸ったり吐いたりしていたが
あまり気分の良いモノではない
目を開けていると筒の中で狭いことから圧迫感を感じるので
目を閉じていた
途中から何もアナウンスが聞こえなくなったように思えた
ふと気付いたらしばらく眠ってしまったようだ

ようやく病院を出たのは夕方4時を回っていた
結局もう夕飯の時間になってしまいそうだ
相変わらず絶食が続いているような感じだ

車で自宅に向かった
途中道路に工事用の三角の、何というのだろう、交通表示用三角ポールとでもいうのだろうか
それが道路の両側にズラーッと置かれていた

そう、これは花火の時に駐車禁止地区としておかれたものだ
そう、祭りなのだ、長岡祭りなのだ
しかし、私は今年はそんなことを言っていられないようだ

先日お見舞いにある人が持ってきてくれた紅茶だ
それを思い出して、紅茶を飲もうと言うことになった
やはり、キチンとして紅茶を入れて飲むと、なかなか美味しいのだ
アッサムも美味しいと思って飲んだ

さて、紅茶を飲んで頭をスッキリさせたところで
締め切りの原稿を上げなくっちゃ、ということで
9時消灯などむりむり、とにかく原稿、原稿
最後は「もうイイ」「もう止め」「これでイイから、もう提出」と自分に言い聞かせてメールで送った

やっと一つ原稿が手から離れた
離れたというか放り投げたというか、ま、とにかく離れた

と思ってみたら、そう、もう一本締め切りが来ている原稿がある
いや、正しく言えば締め切り間近な原稿も含めると数本残っている
とにかく締め切りが過ぎているものから上げなければ

ん、さあ、もう一頑張り、明日から別な原稿を書かねば
それにしても今日から長岡はお祭りなのだ
今日8月1日は毎年ならみこし担ぎなのだが
今年はみこし担ぎはよしておこうと思った
ただ、写真は撮りに行きたいなと思っている

しかし、明日は胃カメラの検査だから
また夕食後から絶食なのだ

前へ

次へ

目次へ