平成19年07月04日( 水曜)

ちょっと気になることがあった

行政の仕事はどうしても市民の声を聞くという姿勢を持とうとするから
あちこちで委員会やら公聴会やら、いろいろな名前の場を設定する
その設定することによっていろいろな人がいろいろなことを言う

それは当たり前のことだ
特別にキチンとしたポリシーを持って是か非か議論することではなく
とにかく意見を聞くという姿勢で対処するモノだから
いろいろなことをいわれ、それを全て議事録に盛り込んで
あらゆるところに気遣いして総花的に事を進めようとする

それは行政マンが自分の権限で、自分の意見で行動する立場にないことに由来する
自分の行動に「落ち度」が無いことを全ての基準として行動している
自分に責任がかかってこないことが全ての行動基準なのだ
だからリスクを背負って行動するという判断はあり得ない

これは、物事を成し遂げるとか方向性を見定めて進んでゆくとかということにはむいていない
決められたことを淡々と進めてゆく場合にはむいているが
新しい分野に切り込んでゆくとか
あるべき姿を求めて進めてゆくということにはむいていない

いわば、変革という切口ではなく推進という進み方にむいているのだ

もう一つ問題がある
推進という行動をするために、じゃまなモノは排除してゆくという習性がある
それも表に見えない方法で徐々に排除してゆく
そう、「真綿で首を絞める」という言葉があるが
徐々に排除してゆく
裏側で排除する意志があって、表にはそんなそぶりを見せないが
結局自分たちが進めようとしている「推進」をジャマするモノは消し去ってゆくのだ

だから、時間を掛けて「推進」する業務には打って付けなのだろう

これは裏返しの関係だ

・・・つづく

街を歩いていると、普段車では通りすぎる景色が目に入る

ここは千手の興国寺、小林虎三郎の墓のあるところだ

今月から近くの空きやで改装工事が始まったと思ったら
突如、のぼりがたてられたりして年金生活者らしい男女が大勢集まってきた
なんなんだこれは
ま、あまり人の商売についてどうのこうのと言うことは言えないが
世間でよく言われる「あぶない」商売の部類だろうかと思ってみているが
あくまでこれは勝手な推測でしかない

家に帰って外を見ると
雲の上に東山の頂上が見えている

こちらは西山方面
山の峰峰から湯気が出るように雲が沸き立っている

夕暮れ時の長生橋だ

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