平成19年05月07日(月曜)

連休明けの月曜日、新幹線は満員だ
今日は税理士会の会議が大宮で開催されるので大宮へ
しかし、昔は大宮に行くといってもそう簡単にいけるモノではなかった
それは収入からみて移動の料金が高額になるのでなかなか気楽に行けない
そう、我々の先輩税理士の話を聞くと
新幹線ができる前など大宮で会議があるときは前泊で出かけていったと聞く
それから見れば、午後の会議なら午前中一仕事してからヒョイと新幹線に飛び乗り
駅弁を食べて新聞をじっくり読んでいれば着いてしまう
便利になったと言えば確かに便利になった
だが、この便利さはありがたいのだが
それは良いことなのかどうなのか、ま、そんなことを考え始めるとわからなくなるが
今は便利さを素直に感謝して、先輩方の苦労をしのび、先輩方に感謝したい

等と考えていると大宮、関東信越税理士会の事務局に到着なのだ
「そうだ、税理士に聞こう!」
何を聞くのだろうか
税理士に税金のことしか聞かないのか
人生相談まで聞くのか
情報化社会に、いや、「高度」情報化社会になった今
昔のように情報を手に入れることが難しかった時代には
情報を持っていることが「力」になったが
いまはインターネットなどで簡単に情報が手にはいるようになると
情報を手に入れておかないと「弱み」になるのではないか

そう、税理士がお客様のニーズ、このニーズとは何なのかがポイントだと思うが
このニーズに応えるために情報を持っておくことは重要な要素である
そう、それは事実だが
このニーズをより専門的な深い租税知識という深さにピントを合わせてゆくのか
税法だけではなく中小企業経営の全般に対するアドバイザーとしての広さにピントを合わせるのか
このスタンスの置き方で税理士としての世界観さえも違ってくる

そんななかでおよそ7千名からの税理士を擁する関東信越税理士会
さらにはおよそ7万人からの全国の税理士を擁する日本税理士会が
いやいや、およそ7百人からの税理士が所属する新潟県税理士会連合会は
これからどこにピントを押さえて進んでゆこうとしているのか
多様な価値の広がりのなかで
価値観が多様化した税理士集団をどう引っ張ってゆくのか
一律の価値観だけでは対応できない集団なのだろうと考える
そう、価値多様化社会の集団は
集団内の情報公開が大きなポイントになる

人はどういうわけか自分にとって不利な状況になるとマイナス思考が強くなる
そう、疑心暗鬼という状況が出現する
この疑心暗鬼が憶測をよび、うわさが流布する
いやですね、コレが人間なんですよ

そう、この疑心暗鬼が人間の根本だとすれば
疑心暗鬼が起きないように工夫する必要がある
それは見えないところがないようにする
すなわちオープンにしておくということだろう

見えないから疑う、そして勝手な憶測をする、それも悪いことばかり考える
現実はそんな悪い方向には向かっていかないのだが
一度疑い始めるとダメ、もう坂道をどんどん落ちてゆくように悪い方に流れる

いやですね、しかしコレが人間なんでしょうね
一対一で話しているときはお互いのすべてを見ながら判断できるが
一対多数となると、相手が見えなくなる
だからわからなくなる、疑心暗鬼がでてくる

以前ならなかなか情報が伝わらなかったから
悪い情報も良い情報もあまり流れなかった
細いストローを通して流れてくる情報ですから
判断しようもなかった
それが怒濤のように流れる情報社会では
何でも見えてくる
だから見えないモノに対しては悪いことを想像してしまう

こんな社会では、そう「情報公開」が非常に重要になる
これがポイントなのだが
とかく今までの価値観で物事を判断してしまう
すると、組織の中枢に入ると
そんなことまで、そんなことを、と情報公開を躊躇する

組織は会員のモノ、会員のためのモノと考えれば
会員がどんなことが行われているか知るべきで
組織の運営側だけが知っておくべきことではない
会員のための組織と言うことを考えれば
会員のために、会員が主であることから、会員が知るべきことで
会員が知って初めて動く組織が本来の組織なのではないか

今までなら、余計なことを会員に知らせて
どうしましょうかなどと言っても
そんなこと話が決まらなくなるだけで
組織運営としてはヘタなやり方だ
そんな意見もある

たしかに組織運営としては効率的かもしれないが
会員からはそれこそ疑心暗鬼が高まってくる
結局、この疑心暗鬼が問題を複雑にして
組織運営がおかしな方向に走り始める
コンプライアンスなどということが最近声高に言われることは
ここいらへんから始まる

ん、おおっと、ちょっと余計なことを書き始めたかな
今日はこのくらいにしておこう

事務局の入口脇にあるコウモリ立て
残されているコウモリはお安いモノばかり
急な雨が降ったので駅前当たりで購入してここまでさしてきた
そんなお安さがモノに対する愛着などを生まず
いわゆる「消費社会」の現象としてこのような放置ということになるのか
それとも、税理士は心配りの高い人ばかりだから
自分は急な雨でやむなく購入したが
他の人も場合によっては急な雨で
ここから駅までコウモリが欲しいということが起きるかもしれない
そんなときのために
「どうぞお使い下さい」ということで
親切心で置いていったということだろうか

いや、ひょっとしたら事務局がそんな急な雨のためのコウモリとして
気を利かせて準備しておいたのだろうか
いやいや、そうだとしたら
事務局だからキチンと何かわかるように
「どうぞお使い下さい」 などと表示をするはずだろう
そんな表示がないと言うことは
ま、他の先生が置いていったコウモリなのだろう


余計なことを考えてしまうのは
困ったモノだと自分をいさめて
ビルの外を見ると

そう、見晴らしがよいのだ

はるか向こうまで見渡せる

よく見ると、山の向こうに見えるのは
これは富士山ではないだろうか

そして、目を下に向ければ
子供達がグランドを走り回っている姿が目に入る

そして、夕方のラッシュ
そうなのだ、新幹線もラッシュなのだ
なんとか座ることができてウトウトと一眠りして長岡へ帰った

長岡駅は最近工事が多いのだ

自動改札口の機械をスイカが使えるようにすることから始まったのだろうが
大幅な駅改札口の作り替えで
昔の新幹線構内というイメージより
「駅ナカ」ではないが
駅ショッピング店舗の増設に向けて積極的な工事を進めているようだ

今日は、川向こうの古正寺近辺で食事となった

住宅地の中のちょっとあか抜けた明るい感じのお店
喫茶店かと思ったらパスタなども用意されてイタリアンのお店だった

ついでに、まだ寄ったことのないリバーサイド千秋に寄ってみた
向かいは日赤病院で、病室の電気が明るく目に入った
ここは病院が目の前だから高齢者などが大勢寄る場所として
そんなことを考えてみるとけっこう立地としてはおもしろいと思ってみていた

なかなか大きな建物だ

いやはや、中に入ってみて驚いた
何が驚いたかというと
こりゃ私はお客として意識されていない
30代の若夫婦というところだろうか
団塊の世代の子供達ということだろうか

帽子専門店があったので寄ってみた
店員にソフトやパナマは扱っていないのかと聞くと
ハットしかないですという
ん、何を言っているのかと思った
店の商品を見ると野球帽タイプのキャップと
ツバの全体にあるハットタイプで
素材が麻であったり、化学繊維であったりと
どちらかというと若者のオシャレ帽子という感じだ
ちなみにソフトやパナマはハットの中の素材の種類で
いわば、「Tシャツかポロシャツは無いか」と聞いて
その答えが「洋服しか扱っておりません」 と答えているようなモノ

ま、そういうお店なのだと思って
結局、私が行くようなお店というより
私のような人種は相手にしていないお店なのだと実感した

しかし、オシャレなお店が多い
これは見附や小千谷、十日町、柏崎という地域の若夫婦は
ここにひかれてくるだろうと思う

また、ある意味では
長岡の大手通商店街とは客筋がそんなにバッティングしないと言うことかもしれない
客筋が違う
ということだろうか
そう、ジャスコとも違うのだろう
そう、商品を見ていても30代、行っても40代までだろう
50代以上の人はターゲットではない
ただ、若夫婦が里帰りしてきたときにでも
孫を面倒見ながら食事でもしている間に
若夫婦が買い物をする
そんな風情が目に浮かぶ

ほとんど都会からのお店なのだろう
ん、地元のお店はほとんど目に付かない
そういえば、そうそう、北九州の博多に行ったとき
あそこも再開発でできた大きなお店の雰囲気を思い出した

地域の経済にどんな影響をあたえるのだろうか
もう少し様子を見たいモノだと思った
そんなことをしていたら
閉店のお時間ですと店を追い出される状況になった

どこかでお茶でもということで
先日オープンしたばかりのお店に寄ってみた
聞けば11時までやっているという
メニューを見ればパスタ類やワインなども用意されている


ん、ここならこんどリリックで観劇したあとで

ちょっと余韻に浸ってお茶でもと言うときに寄ってみたい店だと思った
ということで、私はグラスワインをいっぱい頂戴したわけでして、ハイ

家に帰って、先ほどのモールで購入してきたシュークリームを

一つご相伴にあずかる
ん、なかなかいけますね
この店は閉店間際にかかわらず行列ができていたので買ってみた

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