平成19年04月22日(日曜)

今日は地震以来半年ごとに視察を実施してきた学会のツアーに参加した
そう、山古志に行ってきた

途中、なんでも山古志に有名な一本桜があるという
山古志の写真を撮り続けている写真家が
山古志の朝もやの中で棚田の畦に植えられている一本桜を写した写真が
写真家の間では有名なのだという
その写真を先日地元の書店で初めて見た

実に幻想的な桜の写真となっていた

その桜の木を見てみたいと思っていた
先日山古志の商工会長さんとお話しする機会があったとき
どこにその桜があるのかと聞いたら
羽黒トンネルの虫亀より、消防署の前にあるという
しかし、残念ながら防災作業用仮設道路を付けるために
その桜の木は半分枝を切ってしまったという

いろいろな意見もあろうが、防災と言うこととなると、そちらが優先ということになるのだろうが
やや残念だと思って聞いていた

今日はその桜がどれなのか確認しようと思って
バスの中から探していた

消防署の前というとこれと言うことになる
なんでも今年の山古志の桜はみなパッとしない咲き方だという
くるまはスーッと通過してしまった

防災工事で崩れた斜面はみなコンクリートの網が掛かったようになっている

しかし、そこにはいろいろな植物の種が吹き付けられているので
しばらくすれば草が生えて来るという

砂防ダムもほぼ完成している
キチンとつくられたモノは出来上がってみると美しさがある

なんでも、地震の爪痕を残すモノがだんだん無くなってきた
そんななかで、この傾いた家を保存したいのだという

現在山古志は防災の最先端技術の展示場だという

ブナの青葉が目に美しい

雪上車が置かれていた

羽黒トンネルの工事現場、右のトンネルを現在掘っている最中だという

網の目のようになった斜面

越後三山が見える

一番右は八海山、山頂のギザギザが特徴

中央は中岳、一番雪が多いようだ

左は駒ヶ岳
みぎから「は・な・こ」と覚えると良いという

ここは例の皆川先生のそば屋というと怒られるが、
民宿だ
なんでも再開に向けて復旧工事中だという

その民宿の下に続く崩れた斜面の補強工事

百合の花がきれいだ

虫も集まっているようだ

斜面に自生している百合の花

はるか下は砂防ダムが見える

山古志亭、ノレンが出ているのでいるのかもしれない

斜面を下る、下から見ると崩れた山肌が目に付く

この斜面は高野畜産の牛舎下

なんとなく不気味な姿だ
ギリシャのオリンポスの神殿と言えばそんな気もしてくる

なにやら不思議な景観だ

向こうに見えるお宅は高床式のお宅で、三階建ての二階まで埋まっている

こちらは例の橋の下にあるお宅

そう、これが新しい橋「こごも橋」平成18年11月竣工だ

前から見ると水の流れが変わった、一面広々と流れていた水が
中央に集まって流れている
以前の流れの方がきれいだった

もう有名になったお宅だ

皆さんこの橋で見学となる

きれいな花が咲いていた

片栗の花だという

足もとの水たまりをみたら
なんとオタマジャクシが卵からふ化して泳ぎだしていた

ワラビも目に付いた

これは何の花だろうか

自然は美しい

なんでもこの右の空き地に住宅ができるという

ダム湖で釣りをしている人を発見、つれるのだろうか

途中の砂防ダム、平成18年11月竣工となっている

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