平成19年03月24日(土曜)

今日は長岡の観光ルート設定のための事前踏査会なのだ

最初に訪れたのは長岡歯車資料館
お話しいただいた人は館長の内山さん

最初に見せてくれたのは指南車だ
指南車は南を常に指し示しているいわば磁石のようなもの
ただし、車両を地面から持ち上げて方向転換すると狂ってくるわけだ

だが、これを中国の昔に実際に使われていたというところがすごい

さらに内山館長は次なるものを指示する

それは距離を測って知らせるという代物だ
100m進めばドンと太鼓が鳴り、1Km進めばカンと鐘が鳴るというような代物だ
この原理が後に時計になったという、なるほどと一同うなずく

さてさて、建物の中に入る

まず目に入るものは時計、それも掛け時計だ

EIKOSHA と書かれている

こちらは置き時計なのだろう、手作りの感がある

おもしろいのは、人形が一緒に動いているのだが
私だったら人形にもう少し飾りなり色を塗るなりして楽しませるのだが
ここは歯車資料館だから歯車がメインのため、そんないたずらはこの程度が限界のようだ

時計の内部仕掛けだ

何となく歯車が美しい

工業製品も完成度の高いものは美しいという

ま、とにかくいろいろ見てゆくと味のあるものが目に付く

時計に付いている仕掛けだ

球面歯車と言ってもまん丸なわけではないようだ

非対象な歯車、最近はコンピューターができたからつくれるのだろう

なかなかきれいなフォルムだと思ってみていた

素材も丈夫そうだということは、加工しにくいのだろう

仕掛け人形の実演をやってくれた
もうすこし見せるという演出があるとおもしろいのにと思ってみていた

長岡は空襲で町のほとんどが焼夷弾に焼かれたと聞く
そのなかで幸い焼けなかった地区が摂田屋という
その摂田屋地区を観光として注目してゆこうと言うことから最近スポットが当たっている

この狐様は子供を抱えている、珍しい

この地区には信濃川の伏流水が流れているという
そのため良い水があるから造り酒屋が複数あるし、味噌醤油関係のメーカーもある

そんな中で吉乃川の瓢亭なる建物に立ち寄った

そしてサフラン酒の鏝絵を見に行く

一代で財をなした主が贅を尽くして建てた蔵

しかし、今では維持管理が十分行き届かなくなり荒れてきている

しかし、作られた蔵を見るとやはり凝った作りとなっている

なかなかのものである

隆盛だった頃の面影が残っている

一つ一つは味のあるものである

贅を尽くしたものを維持管理すると言うことはいかに大変かと感じた

さて、今度は朝日山酒造、最近完成した工場と事務棟を見学する

広いエントランスホール

ここで演奏会を開いたりしているという

私は東京に行かなければならないので途中で失礼して長岡駅へ
途中で思い出した、妙見の道路が今日開通だと言うことを
そこで時計を見ながらちょっと寄ってみた

道路がきれいにできあがっていた
しかし、道路は川沿いに造られたのではなく
山を削って、妙見の崩落現場を残す形で作られていた
写真で言えば、右に崩落現場が残され左に道が曲がって山を削り取られている
この山を削り取ることで
海アザラシとかいう化石がでてきた場所だ

崩落現場に近づいてみる

やはり生々しい

人間の力なんて

自然の前に立たされたらむなしいものである

道路はまだ開通になっていないようだ

ここは東京の早稲田大学近くのホテルなのだ

このホテルはなかなか凝ったインテリアで飾り立てられている

窓の外を見れば、早稲田大学のシンボル大隈講堂の時計台だ

ホテル内を歩いてみると照明を上手に使って落ち着いた雰囲気を演出している

そう、男性用トイレもなかなか上品な雰囲気に作られている

女性用もそうなんだろうが、中にはいることはできないからわからない

ここは結婚式が多いのだろう、雰囲気のある廊下だ

サロンの椅子もクラシカルな雰囲気だ

さて、部屋にはいると、あまり見たことのない洋酒の瓶が置かれていた

なかなかオシャレで雰囲気があってお気に入りのホテルなのだ

唐草模様ということだろうか、アールヌーボーというべきなのか

エレベーター前の照明が落ち着きをかもし出す

一階のサロンから窓の外を見ればここも照明を上手に使っている

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