平成19年03月19日(月曜)その2

ようやくベットで楽々と寝ることができたのだが
この日は朝が早い
5時に目覚ましのモーニングコールが入るのだが
頭の中は完全に寝ている
時差でいえば3時間だから日本時間の午前2時
ワォ、けっこうハードなスケジュールなのだ
そんなこと言っても仕方がないので
とにかくベットから這い出して
と思っていたが、ふと油断した隙に
うつうつとなってしまい、ハッと気付いたら
ヤバーーー、集合時間20分前ではないか
こりゃ大変だと跳ね起きて
ホテルの玄関へ
まだ皆さんおいでだったので一安心
置いて行かれるのではないかと思った不安も解消された
しかし、バスはいっこうに出発しない
何回も添乗員が数を数えていたが
20分遅れで出発
後で聞いたら、結局一名置いてきぼりを食ったようだ

街中の別のホテルに寄って、他のメンバーと合流して出発
今日はなんでもセスナの足にスキーを着けて氷河の上に降りるオプションを選択した
せっかくだからと申し込んだのだが
支払は現地で現地通貨しか受け付けないと言うことで
昨日、免税ショップでNZドルに両替をしておいた
しかし、この氷河ツアーということは氷の上に立つという意味だから
かなり寒いだろう
そんな支度はしてこなかった
なにせ夏の支度でやってきたもので
こまったとおもっていたが
途中の休憩所で売店があり
羊皮のチョッキが目に入ったので防寒用に購入してみた

郊外に出る、丘陵には見渡す限り羊が草を食べている

もう、どこもかしこも羊なのだ

とにかく車は走りまくる、時速百キロでドンドンと走るのだ

はるか向こうに雪をかぶった高い山が見えてくる
これがマウントクック、クック山なのだ、高さは3700メートルほどでNZで一番高い山だという

急に湖が目に入ってくる、それも真っ青な湖だ

そう、濃紺なのだ

ポツンと教会がある、教会の中から湖を見る
ここで日本人の結婚式も良くあげられるという

風は強いのだが空は晴れ渡っている
一番晴れ渡っている日の多い地区だという
だから、この丘の上に天文観測所があるという

みなさん、すばらしい景色に引かれて
そのきれいな景色をカメラに納めようと必死なのだ

良き羊飼いたちの教会とかいう名前の教会だという

またまたひたすら走る、だんだん草木もなくなってくる

とにかくバスは走り抜ける
遠くの雪をかぶった高い山を目指して、とにかく走り抜けるのだ

先ほどの湖から次の湖まで水路ができていてる

ここは氷河の跡地で、所々大きな岩が置いてあるが、これは氷河の忘れ物と言うそうだ

またまた湖が見えてくる

ここの湖は乳白色だ

その湖の向こうには高い山が見える

なんでこんな色になるかというと、岩石の粉が水に混ざって色が付くという
だからここには魚はいないという
理由は、魚のえらにこの岩石の粉が引っかかって、魚は呼吸ができなくなるそうだ

この湖は氷河の窪地に人工的に水を引いて湖にしたものだという

だから湖から隣の湖まで、運河のように水路が掘ってあるという

湖の色は岩石の粉の量と湖の深さが影響しているという

湖の対岸は荒野という様子だ

車の窓から空を見ると雲に虹が架かっているのが見えた

氷河湖を登ってゆくとだんだん水がなくなって丘が出てくる
その先に高い山が見える

氷河湖の上流から湖を見る

回りの山がだんだん険しくなってくる

一気に山の麓に近づいてくる

正面の右の方に入って行くと氷河の末端になるという
今日はこの氷河の一番上流までセスナで飛んでいって
氷河の上に降り立つオプションに応募しているのだが
天候の具合でセスナが飛べるかどうか現地に行かないとわからないという
さらに、目的地のクック山はめったに見ることができない山だという
添乗員が何度も説明する
クック山の全容を見ることができるチャンスは非常に少ないという

目的地のホテルに到着した

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