平成19年01月03日(水曜)

年賀状を出してきた

門松が目に入った
そう、門松など玄関先に飾っているところが少なくなった
そもそも何故門松なのか
そう言った由来など
年寄りから聞くこともなくなってしまった
だんだん核家族化が進むと伝承等というものができなくなる
しきたりなどと言うものもだんだん薄れてくる
伝わってゆくのはテレビで流されることばかりだ

テレビで若者がスーパーで買い物をしているときに
そこに陳列してあるトマトをレジをとおさずにその場でかぶりついていた
画面の下にはお店の許可を得て食べているという表示が入るが
画面を見た人は
スーパーの店内にある商品をその場で食べても良いのだと思い始める
番組制作者は意外性という意味で店内で手にとってすぐ食べるという画面で
視聴者の注目を引く手法をとったことで視聴率アップにはつながるのだろう
しかし、その結果としてスーパーでレジをとおさずに商品を食べてしまうということを
やってみたいと思う人が現れてくることになる
中には、例え食べたとしてもお金を払えばいいのだろうと言う
ルールが崩れる
スーパーでは商品はレジをとおさないうちに使ったり食べたりしてはいけないというルール
ルールというより常識なのだが
この常識が崩れる
一方、テレビは常識をくずすことで視聴率アップを図る
だからテレビは常に常識を壊す仕事をしている
壊すというか新しい文化を創るという方が正しいのかわからないが
とにかく今までの常識を否定してゆくことに挑戦するのがテレビで多用される

紅白の番組でボディスーツに裸の絵を付けたダンサーがドンドン服を脱いで踊る
そんなシーンが放送された
確かに画面から見ると胸をさらけ出したダンサーが踊っているように見える
しかし、よく見るとボディスーツを着ていることがわかるのだが
とにかくドッキリとすることに挑戦する人がでてくる
テレビ局が企画しなくても出演者が企画してしまう

テレビというのはそう言う常識崩しの魔力を潜在的に持った代物なのだ

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