平成19年01月02日(火曜)

正月二日、穏やかな正月だ

親戚が集まり一時談笑する

駅に向かう道は渋滞している
もう帰省が始まったのだろうか
しかし人はあまり歩いていない

しかし、イベントのあるところには人が集まっている
中央図書館の二階でステキな人形展をやっている

ほんとうはやっているかどうか心配だった
インターネットで正月三が日のイベントを探した
すると出てくるのは栃尾の村でやっているという神楽しかわからない
もっとリアルタイムなイベント情報でもあれば便利なのにと思いながら
半信半疑で、ま、良いか、ダメでも良いかと思いながら出かけていった

さいわいやっていた

けっこう人が集まっていた
これもみな震災のおかげですばらしい企画が実現できたと言うことがホントのところだ
震災がなかったら実現しなかっただろう企画展ばかりがけっこう開催されている
しかし、当たり前のように開催されていると、当たり前のようにあると思ってしまう

図書館の二階に上がると早速展示場に入る
一つ一つの人形を見てゆく
実に気持ちが通う人形だ
農家のおばあちゃんとおじいちゃんがそのまま人形になっている
おばあちゃんの温かい心が人形にあらわれている
実にステキな人形展だ

なにか気持ちが通じ、何か温かいものを感じてくる
実にステキな人形展だ

ふと回りを見渡すと、なんと昨日も、そう二年詣りの時に会った仲間と
またこの会場で会った
長岡は狭いというのか、行くところがないというか

さて、こんどは県立美術館に向かった
ここも正月三が日は休館しているかもしれないという不安を抱えながら車を向けた
どうもお役所がやっているところはすべて正月三が日はお休みという感覚がある

だからといって他に行くところがないから、まずはいってみようと思った
美術館に着いた
駐車場が満車だ
人が大勢集まっていた

不安が一気に吹き飛んだ
ディズニーアート展が開催されていた
なんでも日本の大学でディズニーの背景画が見つかって
それをきっかけとして今回の企画になったようだ
そして、ディズニーアートがこのように展示されることは珍しく
今回は震災を受けた中越で開催することで実現した企画だという

なかなかボリュームのある企画だった
しかし、感心したのはさすがディズニー
出口でミッキーマウスの描き方を画面で見せてくれて
だれでも書かせてくれる
早速私も書いてみた

他には7歳以下の子供向けに
ミッキーの帽子が造れるコーナー


シンデレラ城というのだろうかそんなペーパークラフトが飾られていたり

そう、だれでもそれなりに書けるから

いつのまにか

ミッキーに親近感を持ってしまう

そして、記念写真を撮るコーナーなどもあり
じつに夢を見させてくれる
そしてディズニーの売店まで出来ていて
わたしも小物を購入してきた
ディズニーの楽しませてくれる企画には頭が下がる

普通なら、単に展示会をやって終わりと言うところを
いろいろ楽しませる企画がセットになっている
ここがすばらしい
見るだけではなく、手で書いて、作って、写真にとって、おみやげを買う
ここがすばらしい
こういったトータルな演出が思いでづくりなのだ
なんとなくディズニーのロゴ入りの袋を持っていると
うれしくなって他の人に見せたくなってくる
そして、自分の書いたミッキーマウスの絵も見せたくなる
そうすると、それを見た人が
こんどは行ってみたいと思うようになる
そして美術展に足を運ぶ人が増える

そう、こういった演出が大切なのだ
そうそう、いつも美術館に行くと音声案内を借りるのだが
今回は音声案内が二種類あるという
一つは一般用の解説で
もう一つはファミリー向けのクイズなんかもある解説だという
こんなところにも工夫がなされている

見習うべし、ディズニーなのだ

ところで、そんなことをしていたら閉館時間になってしまい
常設展を見る時間が無くなったが
ふと思い出した
先日きたときに写した作品が気に入って
現在、私のパソコンの壁紙に使っているのだが
その作品の名前がわからない
だからその作品の名前と作者名を確認しようと係の人に尋ねた


どの作品ですか、ということで中に入らせてもらって
これです、と写真をもう一度写しながら
この作品自体もステキなのだが
さらに、この作品の展示方法
照明の当て具合がステキだと
係の人に話した
そう、そうなのだ
ここの作品もすてきだが
たしかに展示方法もすばらしいと私は思っている


作品名は「朝顔」(Volubilis)だという
作者はアルフレッド・ブーシェ(BOUCHER,Alfred) 1850年ー1934年
1890年頃の作品で
大理石、高さ68センチと書かれている

私は、この作品の清楚な感じが好きだ
何となく恥じらいのある乙女のイメージが好きだ
ところで、なぜ作品名が「朝顔」なのだろうか

この作家はほぼ私の100歳ほど上の人と言うことだ

ところで、このアルフレッド・ブーシェの作品はどんなものがあるのかと調べたら
この作品は2001年11月2日にオークションで販売された作品であるとでてきた
そして同じ名前の作品がある
http://www.artnet.com/Artists/ArtistHomepage.aspx?artist_id=19206&page_tab=Past_auction_results

Volubilis (Convolvulus)

Volubilis (Morning glory)

Baigneuse

同じ朝顔という作品でも県立美術館に置いてある作品は
一番上の朝顔と同じパターンの作品だが
二番目の作品も朝顔だ
そして三番目の作品はとてもきれいなビーナス像だ

もう少し調べてみた
次の作品はフランスで個人所有の作品だったが販売価格12万5千ドルで販売されたようだ
http://www.markmurray.com/view_image.html?image_no=518

だんだん調べていくと、このアルフレッド・ブーシェの朝顔という作品
同じようなものがいくつかあることがわかってきた
実際、上の写真は県立美術館にある物とは違う
県立美術館にあるものは上半身の像だが
この写真の朝顔は胸部から上のものだ

ん、けっこういろいろなことがわかってきたというか
わからなくなってきたというか
奥が深いというか
ん、ま、追々調べてみたいと思った

 

さてと、今日は長校庭球部のOB会なのだ

ここに来ると、もう何十年もおつきあいさせていただいている先輩方と
ゆっくりとおはなしさせてもらえる
そう、そんなゆっくりとおはなしさせてもらえる場所があることはありがたいことだと思った

そして、旧友と一緒に殿町をふらついた

正月二日はやっている店が少ないので
やっと見つけた店でこれまた楽々と時間を過ごしてきた

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