操車場の灯りが目に入った
その灯りに向けてシャッターを切った
見てみるとどこかのアパートだろうか
窓越しに部屋の灯りが見える
灯りは人の心を引きつける
それよりも、窓の明かりを見るとふと思い出す
昔、ヒッチハイクで旅をしていた頃
夜になって泊まるところがないときの寂しさ
そんなときに見る窓の明かりのうらやましさ
そう、あの窓の向こうには暖かい家族の団らんがある
そんな風に思え
自分は今日泊まるところがなく
どこで野宿しようかと思うと
よけい、あの窓の向こうがうらやましく思えた
そんなうらやましい気持ちが窓のあかりを見ると思い出されてしまう