平成18年10月02日(月曜)

いつものように階段を上っていった
目的は3階だ
途中2階にはエステ関係のお店がある
そこの前を通って
と思ってみたら雰囲気が違う

空っぽなのだ
中をガラス越しに覗いてみると
弁護士だろうか
とにかく連絡先が書いてあった

倒産したのだろうか
どうしたのだろうか

世の中の移り変わりというモノは切なく無情にやってくる
ま、結果については全て原因があるのだろうが
だれも悪い結果にしようとして行動を起こしている者はいない
良い結果になってほしいと願って行動しているのだが

結果として敗者と勝者が出てくる
しかし、勝者とていつ敗者になるやもしれない

刻々と変化する中で
安定的に商売を続けられると言うことは「ありがたい」ことなのだ
刻々と変化する中で
現状を維持すると言うことは何もしないでは成り立たないのだ

常に変化を企画して
常に新しい者に挑戦し
常にお客様のために工夫してゆく

自分のことだけを考え始めたらマイナスのエネルギーがたまってくる
過去のことだけを考え始めたら重い鉛が増えてくる
ルールだけを考え始めたら凝固剤が効いてくる

しかし

お客様だけに振り回されると従業員が疲弊してしまう
夢だけを追い回すと地に足が着かなくなってしまう
わがままだけを許していればまとまりが無く動けなくなる

難しいモノだ

結局、どうやってバランスを保つかと言うことが大切なのだ
それには時間というものが大きな味方になってくれる
時間を掛けることが大切なのだ

あせってはダメなのだ


今日は夕方からあるセミナーに呼ばれていた
地元の組合が企画したモノだ
5時からのセミナーということで
参加者全員にパンが用意されている
なんとなく優しさを感じる

こんな思いやりが人間の心を優しくしてくれる
些細なことなのだが
主催者の思いやりを感じるポイントだ


壁に貼られていた
「起業家を募集します」

起業を推奨するようになって久しいが
誰でも起業すればいいということではない

人にはそれぞれ向き不向きがある
まず自分の性格を知って
起業することが自分の性格からして向いているのかどうか
これが大切だ

ある人が私のセミナーを聞いて
最後に言った

「自分には起業は向いていないことがわかりました」

これは大切なことなのだ

前へ

次へ

目次へ