平成17年10月13日(木曜日)
今朝、東山を見たら日の出前の朝焼けで稜線がクッキリとしていた
山の上に立つ送電線や電波塔などが良く見える
朝、6時26分発の新幹線に乗って羽田から松山まで飛行機で出かけた
お昼前には松山の中心街、三越デパート前に立っていた
ホテルで観光パンフをもらうが、結局坊ちゃん電車だのマドンナバスだの、そんなことばかりで
あまりパットしたアドバイスがもらえなかった
どうもまち自体の観光スポットもあまり広がっていないようなので
自転車を借りて走ることにした
貸し自転車は300円で24時まで借りられる
自転車にあまり派手なマークなどなく
最初に保証金として千円を渡す
走り出して感じたことは
ここ松山は自転車の似合うまちだ
実際、車の行き交いが激しい大通から一歩脇に入れば
そこは自転車の天国というか
自動車より自転車の方が多い
あちこちに駐輪場が目に付く
松山は自転車の多い街だ
昼食を食べようと言うことでうどん屋さんに入った
なんとなく覚えた「ぶっかけ」なるメニューを注文する
隣の人を見たら、「おけ」と注文して
そう、まさに「おけ」で食べている
とにもかくにも、松山は街の真ん中に小高い丘があり、そこに松山城がそびえている
その松山城を中心として街が広がっている
ただ、街も住宅地の直ぐ先にまた山が迫っており、反対側は海が迫っている
現在、松山城は改築修理中と言うことで屋根瓦に書き込みをすることができるという
お城の中は、そう、ものすごく急な階段だ、階段と言うよりもハシゴだ
場内の展示に刀が置いてあった
甲冑が何体も飾られ、今にも動き出しそうだ
なかなか、みな味のある装飾がなされている
そういえば、街中に古美術品店の看板が目立った
歴史のある街だから古美術品が流通しているのだろう
この槍など、美しいモノを感じる
ほんと、切れそうな長刀(なぎなた)だ
「伊予の松づくし」とかと書いてあったように記憶している
お城の広場にて、何となく違うサインマーク、良くあるのは蝶ネクタイをしている
女性用も上半身がストレートになっているが、良くあるのはもう少し違うようにおもうが
なにか微妙に違うので記録してきた
愛媛県庁の正面玄関、庭木がよく手入れされていた、シュロの木など南国風の木が目に付いた
美術館の喫茶室で疲れたので私はフルーツパフェを注文
窓から見上げれば松山城が目に入る、現在修復中
この美術館の中庭にある木が大きくて特徴的だった
ギャー
愛媛大学の構内を自転車で走り抜ける
なんでも、松山は空襲で焦土と化したため古い町並みが残されていないという
しかし、道後温泉近辺だけは空襲で焼かれなかったので、その近辺だけは古いモノが残っているという
なんでも、空襲の数日前、道後には焼夷弾を落とさないからと米軍のビラがまかれたので
それを見た人は道後に逃れたという話を地元の人から聞いた
ここが有名な道後温泉、要するに公衆浴場なのだ
ちょうど夕方で、近隣のホテル宿泊客がホテルの浴衣で入浴に大勢来ていた
外国の方も大勢目に付いた
料金は1階の温泉に入浴だけと、2階の広間でゆっくりしながら入浴と
3階の個室でゆっくりして特別の湯船に入るコースがある
3階の個室といっても昔ながらの障子の部屋で人が通るたびに人影がよくわかる
おねえさんがお茶を出してくれたりと忙しく案内してくれる
後で聞いたら、このおねえさん方は市の職員でなんでも高給取りだと言うことで話題になったようだ
一時の時間を過ぎたらホテル客がほとんどいなくなって
急に温泉は静かになった、皆さんホテルで食事の始まる時間なのだろうか
伊予鉄というのだろうか、路面電車の道後温泉駅
このアーケードを抜けていくと道後温泉にたどり着く
風呂上がりに夕涼みがてら自転車を走らせて街中まで戻って自転車は返却
街中のアーケード商店街、自転車が通路を埋めている
「労研饅頭」なるものを発見
脇の小路を見るとネオンサインがいっぱい目に付く
ホテルで教えてくれた店に入ってみた
何か地元の料理はないかと聞くが特別なモノはないという
聞けば、ここは海の幸、山の幸豊富な場所だから、特別な保存食や料理方法など無く
新鮮なモノを新鮮なままで美味しく頂くモノだから特別な料理はあまり無いという
確かに、新潟も米や魚、お酒と美味しいモノがあるが、それをどうのこうのと工夫することなく
そのまま頂くことが多く、料理に工夫がないのかもしれない
いろいろ地元のことなど話を聞かせて頂いた「たにた」の女将さん
旅先で地元の人からいろいろな話を聞かせてもらうことが、旅人にとっては一番うれしいことだ