平成17年4月28日(木曜日)
今日、長岡商工会議所でおもしろい講演を聴いた
それは2010年問題と題するもので、講師はJR新潟支社長だ
要するに、北陸新幹線の工事が早まっており
長野と新潟県を結ぶ飯山のトンネルがもうすぐ開通するという
北陸新幹線が開通するとどういうことが起こるか
まず、上越新幹線は現在の本数が半分以下になるのではないか
いまの利用状況なら1日5往復もあれば十分な計算になるという
もし、5往復ということになれば
2時間から3時間に1本程度ということになる
これはえらいことになる
さらに北陸新幹線ができることで在来線が無くなってくる
とくにホクホク線を残そうとすると長岡から柏崎を通って上越に行く線が問題になる
ようするに柏崎には鉄道の線路が無くなる可能性がある
バスで十分ではないかという理屈だ
この問題については新潟市は非常な危機感を感じて動き出しているという
新潟駅の立体化、空港アクセスの検討、羽越線高速化
更に、長岡の新幹線利用状況を分析すると
ビジネス客が50%あるが
これは東北新幹線の利用状況と比較するとビジネス客が少ないという
新幹線はビジネス利用が主、ビジネス客を増やすことが必要
現在長岡駅の新幹線利用客数を見ると、ホクホク線ができる直前は
7,796人/日あったが、ホクホク線が出来てから一気に少なくなり
さらに年々減少して、昨年は4,678人/日だという
それと、長岡を利用する県外客の66%が関東エリアだという
以上の分析をふまえて提案がなされる
まず、長岡に関東圏からの事業所を増やすこと
そして、イベント列車、観光ルートと二次交通、観光資源活用
要は、長岡に何度も足を運んでもらう長岡のファン作りをすることだと
そのポイントは
歴史・イベント・自然・食と酒・人づくりなどだという
とくに酒は長岡に全国区の大きな酒蔵が集中していること
歴史があること
それも柏崎や小千谷、新長岡市を含めて早急に方向性をださねば間に合わなくなると警告する
短い時間の中だったが、実際の数字を使った説明で説得力のあるものだった
「長岡のファン作り 何度も足を運んでもらう仕組みづくり」
「来ていただいた方に、長岡エリアの魅力とおもてなしの気持ちを感じていただき、余韻を持って帰っていただくことが大切」
そのために、JRは企画を持ち込んでいただければ相乗りいたしますよ、という
まちの中を走っているとあちこちで道路の舗装工事が始まっている
おかげですぐ渋滞するので参ってしまう
ここは三条の郊外にある野球場近辺
ここの桜はもう葉桜になっている
ここは、三条の7.13水害による仮設住宅だ、鯉のぼりが目に入る
ここは見附の郊外、桜と、手前は何だろう、ピンクと緑が目に美しい
ご存じだろうか、ここは見附の秘湯「名木の湯」の入り口だ、ここから1.5KMと書いてある
悠久山の蒼柴神社参道脇の仮設住宅
地面には桜の花びらが一面にちりばめられている
参道の灯籠は落ちたまま
ここの桜は見応えあるのだが、この先は橋が落ちていて通り抜けられない
この参道の両脇に仮設住宅が建ち並ぶ
参道左、野球場、プールなどの施設との間に建てられた仮設住宅
こちらは参道右、向こうの丸いドーム屋根は長岡大学の体育館などの施設だ
参道も桜吹雪が舞っていた
参道右の仮設住宅と桜
参道左の仮設住宅越しに県営プールが見える