平成17年4月22日(金曜日)

昨夜、夕方から埼玉県の方に出かけることになっていた
駅で、おみやげ品コーナーに「元祖浪花屋の柿の種」が目に付いた

長岡の消雪パイプの発明者は、この浪花屋の社長さんだと聞いている
その社長さんが川の水が流れていれば雪は積もらないことをみて考案したという話です
そして、その後、市会議員になられたときに、この消雪パイプの特許を
長岡市に譲渡したと言うことです

その後、同じ雪に苦しむ地区の人から消雪パイプの特許料を徴収することはいかがなモノだろうかということで
結局、特許料の請求を放棄して、現在はどこでも使えるようになったと聞いている

それより、この柿の種が最初にできたきっかけがおもしろい

以前は米菓といえば埼玉県の草加煎餅が有名でしたが、その後米菓の市場は関西に移っていった
そのころ、長岡で新潟大学の工学部を作るために関西から職人が来て
工学部の工事をやっていた
その関西からやってきていた職人の中で米菓を作る技術を持っている人がいて
その人から米菓の作り方を教わった
その人物が浪花屋のご主人
ある時、米菓を作るために型で型抜きをしているときに
急にお客さんが玄関に来たのであわてて立ち上がって玄関に急いだとき
間違ってその型を踏みつけてしまった

その踏みつけていびつになった型を直してみたが、少し曲がったままになった
そんな状況で作ってみた米菓が柿の種みたいな形をしていることをみて柿の種と名前を付けた

そのとき、浪花屋のご主人は、まだ自分の商号をもっていなかったので
商号をどうしようかと、問屋にせかされて決めることになった

自分は関西の職人から教わったのだから「大阪屋」としたいと言ったら
その商号はもうすでに使っている人があるということで
では、浪花屋はどうかと言ったら、それなら良かろうと言うことで「浪花屋」となった

当初は、この柿の種の作り方を人にわからないように家の二階の作業場でやっていたが
ある冬の日、雪が積もって道路は雪が堆く積もり
雪道をあるくと各家々の2階より高くなって
そんなとき、同業者が浪花屋さんの2階で作業している社長の姿を
2階より高くなった雪道から見下ろすように見えたモノで
そこで作業の一部始終をみられていることを知らずに
浪花屋さんは作業を続けていたら
結局、同業者に「柿の種」の作り方がすべて知られてしまい
現在のように、あちこちで「柿の種」が作られるようになってしまった

そこで、浪花屋さんのキャッチフレーズに「元祖浪花屋の柿の種」という「元祖」が付いている

こういった業界の動きの中で、現在新潟県内の米菓業界は出荷高で全国一位の出荷高を誇るようになっている

しかし、ここにはもう一つ、米菓業界の躍進にはもう一人、重要人物がいる

それは、加茂にある県の食品衛生研究所の研究員で、その後所長になられた人物だ
ま、この話はまたいつかチャンスが来るでしょうから、今日はこのくらいにしておきましょう

長岡駅になにやら派手なモノが飾られていた
「ネットアート」だそうである

山古志の錦鯉が浮かび上がっていた

浦佐のあたりはまだまだ雪が田んぼを覆っていた

やはり長岡より全然雪が多い

八海山は雲の中だ、山の雪もだいぶ溶けてきているのだろうか

与野駅で下車、初めて降りる駅だ

駅前はちょうど帰宅時間なのだろうか、人通りがある

高架橋の上から大宮方面を見ると「さいたま新都心」の高層ビルがすぐそこに見える

しかし、駅前は昔の寒々した雰囲気の寂しいところだった

今日、招待されたお店は結婚式場として昨年オープンしたばかりという

最近は、マークに目がいくようになってきた

なんでも、南フランスの村を再現させた造りだとか

建物の向こうに高層ビルが目に入る

けっこうお金が掛かっていそうだ

100名ほど入る披露宴会場だ

建物の造りはそこそここった造りだ

本格的なチャペルだ

ドーム状になっているから音響は良いのかもしれない

署名用の羽ペンだ

小さいながらパイプオルガン、使えるのかどうかはわからない

演出にはこっているのだろう

若い女性が喜びそうな雰囲気のチャペルだ

建物もライトアップ

棟の上には鐘が鳴るようになっている

シャンデリアで飾り

とにかくハードの演出は工夫されている

ここはライトアップされた方が雰囲気が出そうだ

統一された雰囲気でメルヘンの世界を演出している

ここはもう一つの披露宴会場、壁面いっぱいに映像を流して雰囲気作り

光と映像を使ってハードの演出にかなりのお金をかけている

こんな雰囲気のところは、若い女性にはけっこう喜ばれるのだろうと思いながら
こういった設備投資をしないと
そう、ディズニーランドのようなハードと、そして最も大切な徹底したコンセプトによるソフト対応で
若い女性のハートをつかんでいかないとダメな時代になってきたようだ

 

さてさて、今日は今朝から一日研修だ

お昼はお弁当、これは昨日の昼とほぼ同じ、それはそうですよ同じホテルですからね

講師の山本守之先生、お元気な姿を久しぶりに拝見した

 

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