平成16年12月29日(水曜日)曇り 寒い
昨夜、6時過ぎにガツンと余震が来た
久しぶりにガツンがきたものだから「おぉっと、来たね」と余裕を見せるが
気持ちの中では不安がよぎる
本震のあった1週間は震度5くらいまでは平気というような気丈な余裕を見せていたが
しばらく大きな余震が無くなって久しぶりにガツンとやられると
震度の割には不安係数が高くなる
我が社のスタッフも不安がっていた
余震の直後、皆の中でいろいろな不安が渦巻き、しばらく沈黙が続く
震源はどこなのだろうか、一度来たら二度三度と来るのだろうか
などふと不安がよぎる
私も同じだ
マンションは大丈夫だろうか、両親はどうだったろうか等
そしておかしなもので頭の中にはテレビの映像が映し出され
テロップが流れる
「午後6時××分長岡で震度×の地震がありました。」などと流れ出す
そして、続いて私の頭の中のテレビには
「地震による津波の心配はありません」と文字が走る
いつもこの「津波の心配」が無いことをセットで流すが
先日のインドネシア沖の地震による津波被害を思えば重要なコメントなのだと思うが
なんとなく、内陸部で起こった地震には不似合いなコメントだと気になってはいた
「ワタリガニのかに玉とじ」だそうだ、美味しそうだったので一枚パチリ
今日はこの店は満員御礼、私はカウンターでというよりそこしか開いていなかった
後から後からお客が来るが皆入れないのであきらめて帰って行く
ここのマスターは中華料理の鉄人、などとテレビに出てくる料理人によく似ている
なかなかのハンサムなマスターで、川向こうと駅近くにお店があり川向こうのマスターもこちらのマスターも似ている
私の推測ではご兄弟ではないかと思っているが本人に問いただしたことはない
両方の店に私はおじゃまするが
私はあまり辛いものは好きではないが、この店で始めて麻婆豆腐なるものを食べてみた
確かに辛さはあるが旨みもある、というより旨みの方が辛さを上回っている
そこで、麻婆豆腐を食べたくなったときはこの店に来ることにしている
もちろん他のメニューもおすすめなのだが私はこの店、龍園は麻婆豆腐がおすすめだ
長岡に名物温泉がある、まちの中心にあって市内を一望しながら風呂に浸かれるという「東泉閣」
私が小学生入学したとき、町内会でここ、東泉閣に町内の親子会があってつれてきてもらった
その後、中学生になったときもここで町内の親子会があった
考えてみたら先日廃業した成願寺温泉も同じようなパターンだったように記憶している
昔は町内会という単位が、町内会というコミュニティが重要な単位だった
現在の町内会という単位は昔から見れば薄れてきたのかもしれないが
まだまだコミュニティの重要な単位にはなっている
今回の震災で仮設住宅はこのコミュニティという単位を大切にして対応している
それはそうと、東泉閣の写真だが、右の湯気で曇っているところが風呂場で
風呂に入っている人が窓際に立つと外から見えるようだ
今朝の長生橋は余り見えないが、寒さが体に浸みる
長岡市役所の1階ホール
住宅応急制度を利用する人は年内に市役所に書類を提出しなければならない
ということで大勢の人が集まっている、役所は12月31日の午前中まで受付するという
入り口で私の知り合いにあった
彼の話によれば朝の8時に来た人が相談を終えてやっと今、11時頃帰ったところだという結局半日仕事ということだ
私の所にもお客様が相談に来る
それは、新聞や近所の人の話を聞いて不安になって私の所に相談に来る
しかし、ほとんどの場合、まわりの人が市役所に行ってえらい時間が掛かったという話から始まる
そして、結局私の所においでのお客様はこのケースに該当しないことが多い
今回の年内に市役所に書類を提出しなければならない人というのは
半壊以上の人となっているから一部損壊の人は該当しない、まずこの点で該当者がかなり少なくなる
かなり少なくはなるが、お客様はここで一くさり入る
「本当は家の中まで良く見てもらえれば一部損壊なんかではなく半壊になるはずなのに、市の調査員は
家の中まで良く見もしないで・・・・」と続く
そうすると私は「では、再度調査要求をしてみてはいかがですか」と言うが
「いやいや、そんなこと言っても始まらないから・・・」と収まる
調査の基準はどうなっているのかと確認すれば次の基準を3つ以上重なっている場合が半壊だという
屋根瓦の半分以上がずれたりした場合
外壁の半分以上がはがれ落ちた場合
内壁の半分以上に亀裂が入ったり落ちた場合
床の一部にゆがみや湾曲が見られる場合
基礎に複数の太い亀裂が生じた場合
柱に太いひび割れが見られる場合
障子やふすまなどの建具の半分以上が開閉不能、または損壊した場合
これらの基準を見ると、半壊という基準に該当すると言うためには
かなりの損害が出ていることが予定されている
本人から見れば家の中の家具や家財が倒れたとか食器が壊れたとかいうだけで
これは大変だ、半壊だと主張するが、やはり半壊というていどとなるとかなりの被害を受けている
ある時から補助金が出るといわれたときから急に被害を認定する件数が急増したようだ
もう一つ重要な基準がある
この12月までに申請しなければダメになるといって皆さんあわてふためいている申請は
住宅応急修理制度というもので、これを活用して「住宅の応急修理」をするための費用負担をしてくれるというもの
対象者は先ほどの基準で半壊・大規模半壊の人が対象で一部損壊は対象者ではない
さらに仮設住宅に入った人もダメ、仮設住宅に入るか、入らずに住宅を「応急」修理するかという選択となる
そこで仮設住宅に入らずに現在の自宅を「応急」修理する場合、半壊なら110万円、大規模半壊なら160万円
この資金を提供するのではなく行政が業者に修理を委託して直すという制度なのだ
だから作業の発注は行政となる
それで、その申請をこの12月31日までにしなければ適応されないということで
見積もりしてくれる業者を自分で探して見積書をつけて出さなければならない
まず、問題は業者探しなのだが普段からつきあいのあるところでないと応じてくれない
どこの業者も手一杯で細かい見積もりなんかに応じていられないという状況だ
応急処置だから期限があることは仕方がないのかもしれないが
これだけ広範囲に被害の起きた地震の場合、いろいろ工夫しなければと思うのだが
世の中は面倒なことがいっぱい起きる
市に提出される見積書、これが110万円まで行政が負担するとなっているから
どういう訳か業者が持ってくる見積書は110万円となっているようである
どこをどうするのかは知らないがどういう訳か見積書は110万円になるようである
ある建設業者は嘆いている
どう見ても20万円くらいしかならないのに、施主が110万円の見積もりを出せといっていると
そこで私は、「社長さん、余りおかしなことをすると後で後悔することになりますよ」と、すると
「ええ、私もそう思っているのですが、お客さんがそうしろというのでこまっているのですよ」などと・・・
ところで、そうそう、もう一つ大事な基準についての話でしたね、ハイ
そうなんですよ、そもそもこの制度の対象は「住宅」でして、店舗とか工場などは対象でないのですよ
要するに事業用の建物はダメなんです、ここをご理解しておられない方が結構おいででして、ハイ
結局いろいろお話をおうかがいすると対象にならない方が非常に多くおいでで
何となく回りが騒いでいるので自分も不安になって相談においでになるというパターンが多いようです、ハイ
今日、我が社の入り口の書き込みを見たら新しくなっていた、そう、昨日看板屋さんが直してくれたやつだ
左が新しくなった書き込みで右が昨日写した写真だ、何がどう変わったか
ま、パッと見た目余り代わり映えがしないが、
税理士法人が一本化したこととパートナーズプロジェクトの後に税理士法人とかといろいろ並ぶようになった
そして、本当は大きなポイントは弁護士の所なのだ
弁護士が二人になったので二人の弁護氏名を連名にしたことだ
この写真も左が今日写したもので右が昨日写したものだ
ま、すっきりしたということで、よろしいのではないでしょうか、ハイ
ところで、我が社は今日から休みに入っているのですが、私は出社しておりまして
そうするといろいろ電話が入ってきて対応に追われ、結局自分の仕事は余りできなくなってしまうんですよ、ハイ
そうそう、長男がインフルエンザってことで嫁さんが看病に今日から東京に行ってしまって
結局、今年の年越しはしんみりということでしょうか
そうそう、年寄りがいると見るテレビ番組はNHKだけですね
他の番組なんか見ていてもすぐにNHKに切り替わってしまいますね
家族構成員が変わるとテレビから入ってくる情報が全然違ってくる