平成16年12月23日(木曜日・祭日)雪 その3

子供達が書いてくれたメッセージ付きのカップに灯が灯っている

なかなかきれいだ

こちらは氷のグラスに灯が灯っている

実に良い感じだ

メッセージが読み取れる

ツリーに灯が灯った


会場に集まった人に光るプラスチックの棒が配られ、みんなで一緒に左右に振って一体感を楽しんだ

特設舞台では市民や子供達の合唱が始まった

なかなかきれいなモノだ

氷と光という組み合わせが良い

私は、復興には灯りが良いと思っていた、灯りは電気の明かりをイメージしていたが
どうも神戸のあの光のイベントが目に浮かぶが、あれと同じではおもしろくない
長岡、中越圏は神戸とは違う灯りが欲しいと思っていたら
今日のロウソクの明かりは良い
氷とロウソクの組み合わせは非常に良い
雪国だから雪とロウソクが良いかもしれない
確か川口でそんなイベントがあったように記憶しているが
毎年、この12月23日にイベントがあっても良いなと思った
長岡の冬の訪れを印象づけるイベントであり、地震復興のイベントであり
そう、今回のようなイベントをもう少し工夫してやればおもしろくなると思った
ロウソクといえば、和ロウソクの職人がまだいるはずだ、地元の技術を活かした
ロウソクを使って、雪国の冬の訪れを印象づける氷や雪を使って
地元の活性化になるイベントをやれると良い
そんな風に思った、そう、神戸は電気の明かりなら長岡は自然に近いロウソクの灯り
これが良いと思った

そんなことを感じ始めていたらなんと商工会議所の樋口専務とバッタリ会う

会場のツリーに灯りが灯ると同時に駅前の大ケヤキの電飾にも灯りが点灯した

厚生会館前から駅のケヤキの灯りを見る、車の量も増えているようだ

そんなとき、アラレがバラバラと降ってきた

雪国の冬の夜は長い、こんな電飾などでまちを潤わせてくれる
こんな努力をいろいろやって長岡のまちが魅力的な雪国になれるのではないかと思った

厚生会館前の特設ステージでは合唱が続いているようだ

空から大粒のアラレがドンドンと降ってくる

イルミネーションの前で小学生がインタビューを受けていた

報道陣のカメラがあちこちから狙っている、それを狙って私が写す

会場には人がドンドン集まってきた

時間の都合で帰途につくことになった
地下駐車場から出てくる真っ正面に駅前のケヤキの電飾が目に入ってきた

ちょうど真ん前に信号機の赤が目に付く

雪国の冬の雰囲気が漂ってくる、といっても大して雪は積もっていないが

前の車越しに大ケヤキの電飾を写す、後ろは新幹線ホームの灯りだ

うちに帰ってメロンパンを早速食す

親父はワインと一緒に

最近また余震が気になるようになってきた
先ほども久しぶりに大きめの震度4、かなり揺れた、食器棚がグラグラとして食器がまた飛び出すのではとあわてて押さえていた

私は思う、今回の地震はじつに人の心理を知っている地震だと
最低限の力で最大の効果を発揮させることを十分心得た地震だと
皆が「さあ頑張ろう」と思った矢先にグラッと来る
もう大丈夫だろうと思った頃を見透かしてグツッとやる
実にたくみだ
それでいて人的被害は最小限にとどめている
最初の本震でも、一回目で脅して二回目で壊して、三回目でとどめを刺す
だから、皆一回目であわてて逃げ出す心構えをして、二回目でソレッと逃げだし、三回目で胸をなで下ろす
それで実際建物が壊れたのが一回目の地震でなく二回目以降ということで多くの死者が出ずに家の中で死んだ人は聞かない
人間の心理を最小の力で最大の効果を与え、人に対する危害は最小限にとどめたということ
さらに今回の地震は夕方の6時ころ
これも考えようによってはこれから震災復興イベントをやろうとするとある意味で都合のよい時間帯だ
夕暮れ時で暗くなって火をともすにはちょうどよい時間だ、復興イベントの都合のよい時間を選んで地震ややってきたのだろうか
実に配慮が効く地震だと思った

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