平成16年12月05日2 暴風雨 昼前

とにかく風が強い、台風並みだ、屋根の上に張られたブルーシートがあおられる

ある人の依頼で被災者に瀬戸物を配って欲しいという
昨日、両親がそれを自宅近所の方に配ったら非常に喜ばれたという
さらに、声を掛けたのに行ってみたら何もなくなっていたと、後から来たご近所サンに言われたので
今日も両親は、自分たちがもらいに行って皆さんに配るという
瀬戸物はけっこう重いので年寄りに任せておくこともできず私も手伝うことにした

その地区本部とやらに行ってみたら
玄関先に瀬戸物が無造作に積んであった
どれでも良いから好きなだけ持って行って下さいという
しかし、おふくろは昨日の皆さんの意向を思い出しながら
湯飲みと茶碗が人気だったからと二箱ほど、カップが目に付いたのであるだけ
先方の人がフタ付き丼はどうですかということで三箱ほど
さらにおふくろは、バスタオルはないかと聞くとハイハイと三袋ほど
まるで業者が現金問屋で直取引している感じだ
こっちは決まった商品をせっせと車に積み込む
瀬戸物はやはりけっこう重い、これを80過ぎの両親に運ばせるわけにはいかない

まずは仕入を済ませて自宅へ
途中、バイパス脇の中央病院建築現場を横目でにらんで悠久町へ

中沢三叉路のクリーニング屋さんはお店が撤去され
現在は後ろの自宅の所で「仮設店舗」として営業しているようだ、自宅の玄関戸に張られた紙

クリーニング屋さんから3軒は全て取り壊しとなったようだ

野球場前の並木、私はいつもこの木は「木、木している」と言ってほめている

自宅裏の例の被害の一番激しかったお宅を再度確認に行ってみた

ひび割れした場所は雨風にさらされて土砂が流れ、水が溜まっていた

壊れた土台の下の土砂が流れ出している

しかし、どうしてこんなに土台がグニャグニャになるのか不思議でならない

このお宅のボイラー配管がずれてしまっている、ドアの枠が曲がっている

脇に壊されたドアが雨ざらしになっていた

隣のお宅との境のコンクリが、真っ直ぐなはずなのに大きく左にふくらんでいる

どうも裏の土台を見ると地面が大きく沈んだようだ
土台の色が違っている部分を見ると白いところが今まで地面に埋まっていた場所ではないかと思う
近所の人の話では、ここは昔田んぼの所を埋め立てて造成したから土地が沈んだのではという話も聞く

サッシの窓が閉まらずに中のカーテンが風で吹き出されてきている

確かによく見ると右の下と左の上に隙間が開いたままになっている

ここのお宅は上の写真の隣のお宅
玄関の土台が崩れてしまっている

前より被害が進んでいるような気がしてならない

はずされた玄関戸が野ざらしになっている

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