今日は新潟て診断協会の支部創立50周年記念イベントが開かれた
診断協会の本部から新井会長もおいでになられ
お話の中で、
「人間は空気がなければ生きられないように
商売はお客様がいなければ生きられない」
ということをおっしゃっていた
なるほど、実にわかりやすいフレーズだと感心しながら聞いていた
そして、「他に勝てるか」ということがポイントだと言う
さらに、診断士の仕事は「過去の分析ではない、これからを予見できるか」が仕事だと
もっともな話だと納得して聞いていた
今日のメイン講師は澁澤栄一についての研究者である島田先生のお話だ
これもなるほどと思える提案がなされていた
講師が言う渋沢栄一を通じての地域産業活性化のメッセージを私流に解釈する
1、社会構想力の重要性:政治/行政を先導する形での民間と行政のコラボレーション
2、領域性の意識:中央重視より周辺に目を向けて「しんなら強よく」生きるすべを学ぶ
3、「貨幣」を媒介しない伝統的組織の再生:社会企業家的発想力
この3番目の「貨幣」を媒介しないというところに引かれるポイントがあった
マルクスはその資本論で貨幣が商品と商品をつなぐ仕掛けとして生まれてきたが
それがいつの間にか貨幣と貨幣をつなぐものとなってゆくというようなことを書いていると聞く
まさに、貨幣が近代資本主義を発展させてきたのだが
サブプライムローン問題などのリーマンショックは、この貨幣の暴走が原因だった
いま、我々は貨幣に換算することで失ってしまったものを意識し直さなければならないのではないだろうか
そんなことを感じながら講師の話を聞いていた
第三部としてパネルディスカッションが開かれた
そんな中で私もパネラーの一人として壇上に上がらせてもらった
さらに懇親会では生演奏まで入って無事50周年記念事業は滞りなく終了することができた
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