今日はある商工会で講演だ
会場に入ったら、畳の部屋に座布団が置かれているだけだったので
テーブルを入れてもらうようにお願いした
ここで失敗したのは、灰皿も数多くばらまかれるようにおかれていたのだ
灰皿があればたばこをプカリプカリとやり始める
講演をする私は立って話しているものだからたまらない
ノドをやられてしまうのだ
さっさと撤去しておくべきだった
それでもわざわざ手書きの垂れ幕を用意してくれている
この手書きというのがたまらない味を出す
ただ、私の名前は示偏ではなくて衣偏なのだ
要するに点が一つたりないのだが
これはご愛敬というものだ
そして、宴会の席には
「先生様」と敬語を二つも並べて表示してもらっている
ありがたいことだと思って見ていた
大きな設備のそろった会場で大勢の人の前で話すのもよいのだが
こういった畳の部屋で膝つき合わせて
そんなアットホームな感覚も私は好きなのだ、ハイ
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