昨夜というか今朝
ウインブルドンの男子決勝が行われた
これはすごい試合となった
なにせ5セットのフルまでいって
最後のセットはタイブレイクなしで2ゲーム差が付かないとエンドレスなのだ
普通6ゲームとればよいところを
なんと16ゲームとるまで続いたのだ
見ている方としてはこれは日没延期になるのではないかと思う状況で
延々とゲームが続く
それもスーパーショットの連続なのだ
4時間、4時間も走り回り、全力でサーブ、そう、サーブは時速200キロを超えるのだ
さすが世界一を決める試合だ
見ている方がだんだん集中力が欠けてくる状況で
プレイヤーは一球一球集中して打ち込んで行く
もう完全に自分との戦いだ
相手と戦っているのではない
自分の中の弱さと戦っている
どうしようか、どうせめようか、いつまで続くのだろうか
弱気になったり強気になったり
しかし、淡々とプレーは続く
見ている方がドキドキするようなラリーが続く
最後、相手のミスで勝ちを得たフェデラーは
いままでの淡々とした表情から
一気に飛び跳ねて喜んだ
大きな声で吠えた
わめいた
相手は何が起きたのか
試合が終わったという意識はない
自分が負けたという状況が認識できない
そんな感じだった
結局、自分との戦いだったのだ
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