先日の写真教室で講師とある受講生が土門拳の写真で話が盛り上がっていた
講師は土門拳の写真のすばらしさを語る
私も名前くらい走っている写真家だがあまり詳しいことは知らない
何となく白黒の人物写真を写している人ではないかと思っていた
そして、そういえば以前酒田に行った折、土門拳の写真記念館があることを知ってはいた
先日の写真の講師がテーマを持てと話していたことを思い出していた
しかし、どんなテーマを持つべきか、どういうモノがよいのかと考えていたが今ひとつピンとくるものがない
たまたま昨夜「デザインのデザイン」という本を読んでいたらデザインはテーマが重要だという話が書かれていた
そこで先日の講師の話していた土門拳を思い出した
そうだ、酒田の土門拳の写真記念館に行ってこようと思いついた
そこで、早速電車の時刻を調べて出かけることとなった
朝早く起きて新聞紙など子供会の廃品回収に間に合うように準備して新幹線に飛び乗った
新潟で乗り換えてあとはただただ居眠りしていたが、目が覚めて電車の窓からなだらかな雪を蓄えた大きな山が窓から見えた
酒田は「おくりびと」のロケ地ということで駅前の観光案内所でパンフレットをもらった
目的は土門拳記念館だがせっかくだからそこも見て行こうと言うことで立ち寄ってみた
ちょうど花見客が大勢出ていてにぎやかだ
そのロケに使われた建物のまえも観光客が大勢来ていた
映画のシーンと同じ位置に同じ格好でいつまでもとどまって写真を撮っている人が目についた
実におしゃれでモダンな建物だ
湖の中に浮かぶように建てられている
そして鳥海山が目の前に見える
見学を終えて移動手段を考えたらバスが良いと言うことでバス時間を確認すればまだ40分ほど時間がある
車で来ているならすぐに移動してあちこちと回るのだろうが
ここはゆっくりと時間を楽しもうと言うことで
色鉛筆を取り出して雪の鳥海山をスケッチしてみようと書き始めた
そんなことをしていると時間をゆっくりと楽しむことができた
寄居倉庫というばしょで観光名所だ
「おしん」の撮影にも使われたという
酒田は米の集積地として栄えたのだろうか
現在はJAの倉庫となっている
古い建物は味があって良い
その古さを何とか写真にうまく映し出せたらと思い始めている
駅に飾られていたお神楽
土門拳記念館で購入して電車の中で読んできた本と観光物産展で購入してきた帯の端キレ
これが今日の鳥海山のスケッチだ
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