平成21年04月13日(月曜)

キレイなモノから離れろ

桜満開だ

市立劇場脇の桜も満開で、ついカメラを向けたくなる

ところが、先日、初めてカメラ教室なるところに出かけてみた

すると、そこの講師が言う

キレイなモノなど撮ってはいけない

「キレイなモノから離れろ」という

キレイなモノそれ自体はキレイで当たり前、だがそれではダメなのだ

その先の「何か」を撮らねばダメなのだという

自分だけが感じ取られるモノが大切だという

自分の心に素直に感じ取られるモノを写すのだという

何が自分の心を引きつけるのか

じっくりと心を開いていると見えてくる

その瞬間をとらえるのだという

そこで課題を与えられた、「100歩撮影」をやれという

普通に100歩歩いたらそこで止まる

そこから一歩も動いてはダメ

とにかくそこで何かを見つけて写す

制約条件のある中で撮影することが自分の殻を破って成長する方法だという

早速やってみた

素直に100歩歩いたところで立ち止まる

最初に目に飛び込んできたモノが青いクイだ

こうやってみるとまちなかにはいろいろなマークというか目印が結構あるものだと思い始めてきた

生活がそこにはある

上水かとおもったら、よく見ると下水と書かれている

意匠がこらされたものが結構ある

消雪パイプの穴もよく見るとおもしろい

いろいろまちなかにはおもしろいモノが目立つ

工業高校の桜はそろそろ散り始めているようだ

コンクリートの割れ目から芽を出している雑草の元気

道路脇の柵を見る

サビとペンキの白の色合いがおもしろい

今日は小千谷で興味ある商売をやっている会社におじゃました

私は時代が作り手から消費者に移っているという話をする

そんなとき、実際そういう商売をやっている会社の例として

こちらの会社を紹介していたのだが

私が講演でこちらの商売のやり方はすばらしいという話をしていても

実際お会いしてお話をお伺いしたことがなかった

これではよろしくないと言うことで、無理にお願いして会社におじゃましてきた

こちらの会社は木工所なのだが、お客様からこんなモノは作れないかと相談をいただくと

お客様のイメージにあった図面と木工パーツを作って届けてくれるというものなのだ

もう一カ所

こちらは古くから反物に取り付ける、わかりやすく言えば名札をつくっていたのだが

現在ではシールやラベルを作っているが

さらにすすめてICタグまで作っている

最先端のICタグを作るためにはそれだけの人材と設備がいるわけだが

やはり優秀な人材を確保して育ててきたところにこの会社の先見性がある

写真の下に見えるのがICタグで上の紙製のものに一緒にパウチすればよいからお安く手軽に使えるところがよい

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