平成21年03月24(火曜)

真っ白な本

市役所前の桜のつぼみがふくらみかけていた

今年は桜の開花が早いのだろうか

なんでも東京ではもう花見客が出ていると聞く

今日は大宮の関東信越税理士会で会議があった

税理士会はビルの14階にあるのだが

会議の時、窓の外に急に人が見えたのでびっくりした

さて、会議の中で興味のある報告があった

暮らしと税金という冊子があって、その冊子を点字本にしたという報告があった

左の本が元の冊子で右の本が点字本だ

点字の本を初めて見た

本当に真っ白な本なのだ

当たり前と言えば当たり前なのだが、まず、右から開いたらよいのか左からなのか迷うのだ

指先で触ってみるがよくわからない

こんなものでわかるのだろうかと思うのだが

それよりも、目の不自由な人にとってはこの点字が頼りなのだ

色のない世界の本ということに私は驚きを感じながら

目の不自由な人にとっては点字になっていなければ情報を伝えられないということで

我々が税理士として税金に対する情報を目の不自由な人にも伝えることの意義を認識した

そういう意味で、長野の税理士先生が目の不自由な人のために点字本を作って

そして、自ら授業をおこなったと言うことに強く心を動かされた

立派なことだと感心した

さて、会議を終えて関東信越税理士会の事務局スタッフに声をかけ、カメラを向けたら

皆さん遠慮というか恥ずかしがるというか

良い写真が撮れたよと話して、HPにアップしても良いかと聞けば

「先生困ります」という

では目線を入れましょうと話したら渋々OKがでた

まずは、目線を入れるのではちょっと犯人みたいになりそうだから

目の映っていないこれで、どうでしょうか、ハイ

やはり目線を入れると、ちょっとドキッとしますね

目線なしの方がいい男に写っているのだが、残念ですね、ハイ

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